学科長よりご挨拶
国際開発工学科は,化学工学,機械工学,電気工学,情報工学, 土木工学,環境工学,経済学,プロジェクトマネジメントを専門とし,実際に国際プロジェクトで活躍する教授陣が集まり運営されています。国際協力機構(JICA)、東洋エンジニアリング、千代田化工建設との連携をはじめ,国際的フィールドで実際に活躍する技術者や実務家による講義も用意されています。各工学に共通する普遍的な学問を系統的に教育する事で,将来様々な分野の専門家の中心となって活躍できる科学技術者を育てます。同時に国際的な場で活躍する際に必要となる素養も教育します。そのため,学生には海外における研修(インターンシップ)が課されます。また,日本人学生20名留学生20名の混在教育で,学生は国境を越えた科学技術者のネットワークも得られます。
この様な学科が作られた背景には,近年の科学技術のボーダーレス化とグローバル化があります。どの様な科学技術も,もはや1つの学問分野のみでは答えが得られず(ボーダーレス化),産業は国境を越えて密接に繋がっています(グローバル化)。本学科は学問分野と国境の壁を越えて問題解決できる人材を育てます。これは理系の学科であるからこそ出来る科学技術者教育です。さらに大学院の国際開発工学専攻では,実際に国際プロジェクトに参加・協力し科学技術者として活躍して貰います。人類の未来に貢献する強い意志のある学生の応募を期待しています。
国際開発工学科長 教授 日野出洋文