CO2排出、年4700万トン削減-都市ガス業界が構想

B4森住です。

24日の日経新聞から新聞記事を紹介します

CO2排出、年4700万トン削減-都市ガス業界が構想

【概要】

都市ガス業界は2020年までに天然ガスの導入拡大により二酸化炭素の年間排出量を約4700万トン削減する構想を発表した。CO2削減効果をアピールして電力会社のオール電化攻勢へ対抗する。

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E0E1E2E4878DE0E1E2E6E0E2E3E28698E3E2E2E2;at=ALL (※電子版利用登録が必要です。)

【コメント】

年間4700万トンの削減、これは政府の中間目標「2020年までに90年比25%=年間3億1500万トン削減」の15%に相当します。構想の主な内容として、

1)重油から天然ガスへの燃料転換

2)燃料電池の普及や、太陽光発電とのコージェネなどの展開

3)燃料電池を組み合わせた分散型エネルギー供給システム=スマートエネルギーネットワークの展開

が挙げられます。日本での産業分野での天然ガスシェア率は7%で、これは3~40%のシェア率を誇る欧州に比べて開拓余地は十分にあると考えられます。

現在の日本の年間二酸化炭素排出量対GDP比は世界一の水準であり、それ故に2020年までに90年比25%するという中間目標は非常に厳しいものである、という見解が多いのが現状です。

しかし、今回の天然ガス導入拡大構想のように技術力では圧倒的な力を持つ日本ですが、欧州の政策や事業展開などまだまだ他国から学ぶべきことは沢山あります。

技術分野との連携によって、環境問題解決への糸口をさらに見出していくことが重要です。

天然ガス導入拡大構想にも燃料電池のコスト削減などの課題が有りますが、今後の展開に期待しましょう。

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