太陽熱利用、産学官で連携

B4森住です。新聞記事の紹介をさせて頂きます。

三鷹市 太陽熱利用、産学官で連携 効率よく集光、施設小さく

環境市場新聞(5/14)、日本経済新聞(5/14朝刊)より

<内容>

http://econews.jp/news/econews/post_961.php

東京都三鷹市の郊外住宅地の一角で今春稼動した太陽熱利用の実証実験施設が、環境・エネルギー関係者の注目を集めている。市と三鷹ネットワーク大学、光学機器メーカーの三鷹光器が連携して建設した「ビームダウン式太陽集光装置」だ。既存の施設を大幅に小型化する新技術が、発電や海水淡水化などの分野に新たな可能性を生み出すと期待されている。

<コメント>

これまで太陽熱で1000℃以上の熱を得るためには、大規模施設で行わなければならずアメリカ、スペイン、イスラエルの砂漠地域に広さ数平方キロメートルの広大な敷地を必要としてきました。これが、今回の実験でこれまでの50~65%の規模での施設で行えるようになったという画期的なシステムというわけです。

特に僕が注目しているのは、太陽熱利用による発電システムです。ガスタービンによる発電も燃費を従来の6割に抑えられるため優れたシステムでありますが、得られた熱を利用し加熱したジルコニアと酸化鉄などの触媒によって水えお酸素と水素に分解することが可能になります。

現在水素エネルギーによる二酸化炭素を排出しないクリーンな自動車として水素自動車の開発が進められています。

(日経BPnetより、水素自動車の未来は?)

http://eco.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/shimizu/07622_hydrogen/index.html

自動車だけに着目すると稼働過程で二酸化炭素を一切排出しないクリーンなシステムだと思われがちですが、水素エネルギーの生成過程で二酸化炭素、その他環境に悪影響を及ぼす物質が排出されるか否かについてはあまりメディアで取り扱われず、多くの人に生成過程での課題が知られていないのが現状です。

その生成過程においてもクリーンな技術として僕は太陽熱システムの小型化およびシステムの拡大に期待したいと思います。

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