Bian(Feb)- 環境問題をシステムとして捉えよう・小さな努力で大きな成果狙え

枝広がるエダヒロの視点(枝廣淳子) (2007年7月25日) 「環境問題をシステムとして捉えよう・小さな努力で大きな成果狙え」

今月の記事を紹介します

■1つの問題解決が次の問題を引き起こす

たとえば、かつて冷蔵庫の冷媒に使われていたアンモニアは爆発を起こすことがあったため、「爆発しない安全な冷媒」を探し、非常に安定した物質であるCFC(フロン)が使われるようになりました。「冷蔵庫の爆発」という問題は解決できたのですが、このCFCが成層圏のオゾン層を破壊する。

■効率良く改善できる「レバレッジ・ポイント」を探せ

システム思考では、構造的な問題に効率よく切り込むために、正しい方向に働きかければ小さな力でも大きな成果を生み出す介入点(レバレッジ・ポイント)を考えます。

米国で5年間で化学物質の使用量を40%も削減するほど効果のあった有害化学物質排出目録(TRI)制度は、化学物質の排出量の公表を義務付けることで「情報のフローの構造」というレバレッジ・ポイントに働きかけた事例です。

詳しくは

http://eco.nikkei.co.jp/column/edahiro_junko/article.aspx?id=MMECc3013025072007

[コメント]

環境問題を解決するためにも、さまざまに入り組んだシステムの構造を理解し、効果的に働きかける必要があると考えている。

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