「BOPビジネス・社会起業」 at 「工学と国際開発」研究会(4月16日)

【ご案内】2014年4月16日、午後5時より講師にICSE理事長(立命館大学客員教授)渡辺 孝氏およびJICA民間連携事業部 連携推進課長 若林 仁氏の2名を講師に迎えて、「BOPビジネス・社会起業」をテーマとした国際開発学会 の「工学と国際開発」研究部会が開催されます(言語:日本語、以下ご参照)。ご関心のある方は是非ご参加ください(事前登録は不要です)。阿部は当日司会を担当する予定です。


「工学と国際開発」研究部会第1回研究会

日時:2014年4月16日(水)17:00-19:30

場所:東京工業大学大岡山キャンパス石川台4号館地下B02-05室

http://www.ide.titech.ac.jp/~hanaoka/access.jp.html

1. 渡辺孝 国際社会起業サポートセンター(ICSE) 理事長

題目:社会起業家、適正技術、BOPビジネスの接点

概要:最近の国際的潮流の中でのキーワードは持続可能社会であるものの、その思考を具体的に展開すると「適正技術(Appropriate Technology)に行きつき、そのイノベーションの担い手が社会起業家であり、事業化がBOPビジネスに結びつく。これらのオピニオン・リーダーの紹介とコンセプトの接点を議論する。

2.若林 仁 国際協力機構(JICA) 民間連携事業部 連携推進課 課長

題目:JICAのBOPビジネス支援 -実績・教訓と今後の展望

概要:近年、JICAは従来の技術協力、有償・無償資金協力、ボランティア事業などによる開発途上国の支援に加えて、官民連携の推進に積極的に取り組んでいる。その一つが、将来中間層・消費者層となる貧困層を対象にし、開発課題解決への貢献が期待される民間ビジネス、いわゆるBOPビジネスに取り組む日本企業への支援である。

新興・途上国におけるBOPビジネスの実現には、従来の政府間の連携のみならず、BOPビジネスに参画する意欲のある民間企業と非営利団体や現地起業家などとの効果的な連携(パートナーシップ)が不可欠であり、JICAにとって大きな可能性を秘めた新たな業務分野であると同時に、民間企業等からの提案を踏まえた、新たな挑戦を実践している分野となっている。本講演では、こうした認識のもと、これまでのBOPビジネス支援に関する実績を紹介し、それをふまえた教訓と今後の展望について述べる。なお、本講演は講演者の個人的な見解であり、JICAの公式な見解を示すものではないことを予め明確にしておく。