「医療政策・医療・介護」に対する病院経営の現状」勉強会を開催(5月29日)

最近、阿部研究室でよく耳にする言葉は、幸福度, “Well-Being”,ストレス、少子高齢化社会、持続的開発目標(SDGs)などでしょうか。

いずれも、環境・社会の持続性を検討する上で、議論と検討が不可欠な課題ばかりです。これらの課題は、特定の研究領域に限定して議論しても全体像が見えないため、様々な関連領域や場合によってはまったく関連のないと思われる領域から検討することの必要性や重要性を有していると思われます。

ということで、今回は医療の分野の方を招き、また阿部が関わっているNPO(国際社会起業サポートセンター, ICSE)との合同イベントとして、表記の勉強会を5月29日、午後5時から開催しました。お招きした勉強会の講師は総合川崎臨港病院の渡邊嘉行先生(医院長)です。実は阿部の高校の同級生です。数年前にひょんなことから交流が復活し、話をする中で意気投合し、今回の話へつながりました(実はそのようなノリだったりもします。。。)ICSEからは渡辺先生(理事長)、医療経営の専門家である松下先生、医療情報システムに精通されている野津様、みずから再生エネルギー事業を展開中の岩坂様、そして社会的起業活動に詳しい東工大特任教授でもある露木先生が参加されました。その他、阿部研究室の学生に加えて、医療と工学の接点に関心のあるという学部生の貴志さんも急遽参加してくれました。総合川崎臨港病院の医院長室より中村様もご参加くださいました。

高齢者に対する医療の話、病院経営の難しさ、医療と医学の違い、そして入院中のこともたちを支援するNPO活動”キッズアートプロジェクト”のご紹介など、充実したご講演の後、意見交換や討論が続き、結果として3時間近い勉強会となりましたが、時間はあっという間に過ぎてしまいました。

今回の勉強会から、大いに刺激をうけ、異業種の方の話を聞く重要性を体感として認識する機会となりました。同級生がこのように頑張っていることを知ることは何よりも嬉しく、そして誇らしいことでもあります。渡邊先生、ありがとうございました。それにしても、医師の方に素人が言えることではありませんが、もっと睡眠とってください!中村さん、何卒よろしくお願いいたします!

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高齢化社会における望ましい医療のあり方、介護のあり方、一筋縄ではいかない課題です。私自身もこの課題に直面していることもあり、大いに考えさせられました。。 社会の持続性を考える際、特に日本のような少子高齢化が着実に進行している社会では避けて通れない複合的課題です。