大白川集落活性化事業中間報告会@新潟県庁

先述の通り、阿部研究室は、新潟県の「大学生の力を生かした集落活性化事業」の調査実施大学ゼミに採択され、これまで事前調査、6月28日(日)〜30日(火)まで新潟県魚沼市大白川集落にて実施した第一回現地調査、事後調査を行ってきましたが、この度、現段階での調査状況の報告及び意見交換を目的として開催された本事業の中間報告会に参加するために新潟県庁へ行って参りました。

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県内大学・県外大学・2大学共同合わせて8つの大学ゼミが調査研究を発表し、阿部研究室からは、修士2年の平井氏が力強く堂々と発表してくださりました。多くの方々が興味を持ってくださり、集落内の高齢者の考え方と若い人々の考え方の違い、ビジネスとして成り立っていく可能性、集落内・外の人同士の交流が無いこと、現段階でのアプローチなどに関してご質問を頂き、発表後も熱い議論を交わすことができました。

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同じように私たちも、他大学ゼミの研究発表に真剣に耳を傾け、積極的に質問・意見を述べさせていただきました。調査・アプローチ内容に移住体験ツアーや野外教育プログラム、湯治文化再生などがあり、教育学や心理学の観点からのアプローチの中に普段触れることの無い新しい学びがありました。阿部研究室は、唯一の理工系研究室の参加として、工学に関する専門性の裏づけ、エンジニアとしてのものづくり、データの扱い方に妥協することなくこれまで以上に徹底的に突き詰めていきたい所存であります。

柏 新潟

新潟県農林水産部の方々、参加大学の先生方、学生さん方、三条市地域おこし協力隊、経済部地域経営課の方々、新潟県農業総合研究所園芸研究センターの方々(お会いした順)など素晴らしい出会いがありました、人口減少による地域活力の低下、集落の機能維持困難という共に抱える問題に対し、今後ともこのようなご縁を大切にさせていただきたいと思います。

今後の調査に関してですが、9月12〜14日の間、二泊三日で第二回大白川調査を実施します。大白川の例大祭への参加を通した集落の賑わい、楽しみへの着目、現段階でのこちら側のアプローチ案の共有とそれに対するフィードバック(本人達が本当に望んでいるか)などを中心に意見交換をし、お互いの理解を深めてきたいと考えております。限られた時間ですが、集落の人々の想い描く生活を明確にし、そこに少しでも近づけるようなアプローチ、土台作りを精いっぱいやっていきたいと思います。第二回調査に関しても、実施後に報告をさせていただきます。