こんにちは。B4の石田です。
前回のハワイ滞在記録に引き続き、後半のボルダーとワシントンD.C.での活動の報告をしたいと思います。
まずはボルダーです。7月29日〜8月4日まで滞在していました。ボルダーは緑に囲まれた綺麗な町並みの都市です。町外れのモーテルに宿泊していましたが、主にはコロラド大学ボルダー校を拠点にハワイと同様に様々な場所を訪問しました。この街でのテーマはCommunity Design & Planningということで、ボルダーのオープンスペースや建造物に関する法規制について学びました。建造物の高さが55フィート未満に制限されていたり、ローカルフード専門のスーパーマーケットがあったりと自然や住環境に関する意識の高さが伺われます。また、あらゆるものを引き取り再利用するリサイクル施設や、ゴミの焼却熱を利用した発電施設などリサイクルやエネルギーに関する活動も盛んでした。そのようなボルダーに残る高々とした石炭発電所の煙突は「ボルダーの恥」として一部の人々には捉えられているそうです。コロラド大学やアメリカ大気研究センターの研究所があることによって住民の教育水準も高く、このように環境に関して様々な活動が行われているとのお話を聞いたのですが、やはりその代わりに住宅の価格はアメリカ平均の2倍もするそうです。しかし、私としては十分にその価値はあると感じました。
そして、この5週間の最後の目的地はワシントンDCです。ここでの最終目的はこれまでの活動をふまえて自分の国に帰国してからのホームプロジェクトを考え、国務省の担当官に発表することでした。ブラジルで原子力発電に関する学生会議を開くプロジェクトやトルコでZero waste campusをつくるプロジェクトなど各々が発表しました。ちなみに私のプロジェクトは、学生のコンサルティンググループをつくるというものです。時間を見つけつつ煮詰めていきたいと思います。また、ワシントンではハワイ州選出の上院議員の方にお会いしたり、国務省の中に入れさせて頂いたりと貴重な機会も多くありました。
まだまだ書ききれないことは多くあるのですが、とても短く感じた5週間を振り返ると多くの方々に助けてもらいながらリラックスして様々なことに触れることが出来たと思います。特に、自分が何をしたいのか、できるのか、自分はどういう人間なのかについて考える時間や機会、その思考ツールをことあるごとに与えられたことは大変有意義でした。また5カ国から集まった友人たちが、最後は涙するほどに深く交流できたこともとても大きな財産です。このような場を与えてくれたイーストウェストセンターの職員の皆さん、先生のLance, Christina、アシスタントのLucky、学生ボランティアのNicoleには深くお礼を申し上げたいです。
そして最後になりますが 、このプログラムの応募や準備に際してご協力をして下さったAnnaさん、野原先生、阿部先生に心よりお礼を申し上げます。
左から順に、学生ボランティアのNicole、アシスタントのLucky、先生のChristina、Lance、私、国務省の担当官のKevin。修了式にて。
左から順に、一番仲良くなったトルコのMehmet Ali、Lance、私、中国のXu。ボルダーでのハイキングにて。