9月6日(火)

この日は、EU PVSEC二日目です。そして、念願のPV Cycle訪問の日でもあります。昨年PVシステムのリサイクルに目を付けてから、ずっと気になっていた組織です。実際に訪問できる日が来るとは夢にも思っていませんでした。ほんとうにありがたいことです。午前10時より面会の予定だったので、それまでは企業の展示会場を見て回ることにしました。

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日本でいうと、東京ビッグサイトのような会場です。広大です。しかし、前回よりも来場者数は減ったそうです。

約束の時間に近づくにつれ、緊張が高まってきました。初めての英語でのヒアリングなのです。開始前までの自分は多分むっつりしていたと思います。

EPIAのブースのそばに、PV Cycleのブースがありました。さすがEPIAというか大変なにぎわいでした、PV Cycleのブースは比較的静かでした。しばらく待っていると、PV CycleのVirginia Gómezさんが現れました。Virginia Gómezさんには、1時間程度、太陽光発電システムのリサイクル、PV Cycleの活動内容詳細などについてのインタビュにお付き合い頂きました。自分が質問したかったことを聞くことができ有意義であったとともに、非常に良い経験となりました。その後、Virginia Gómezさんとともに、ハンブルク市街地から約15km離れた場所にあるCollection Point(ドイツ国内で廃棄されるPVパネルを回収する場所)を訪問しました。ドイツでは、設置業者の方々が回収まで行っているようです。

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企業秘密であるため内部の写真を撮ることはできませんが、非常に親切に応対して頂き、現場ならではの情報を提供してくださいました。現段階では寿命を迎えたパネルが回収されているというよりは、故障したパネルが回収されているという現状であり、end-of-lifeの問題が顕在化するのはまだ先のように感じました。主な故障原因はガラスの破損のようです。

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夜には、魚料理をご馳走になりました。魚料理は珍しいです。ドイツの食事と言えば基本的に、ジャガイモと肉です。後、パンとチーズです。そこにビールが入ってくるのですが、ドイツ人はこれらをモリモリ食べます。でかいソーセージや塩気の聞いた分厚いハム・ベーコン、香ばしいステーキ、これらを口に頬張り、ジャガイモを白ごはんの要領で食べるのです。それらを大量のビールで流し込みます。ビタミンは申し訳程度に添えられたトマトやオレンジジュースで採ります。何か料理を注文すれば、それに必ずフライドポテトかマッシュポテトかポテトサラダのいずれかがついてきます。初心者が犯しがちなミスなのですが、自動的に付いてくるこれらジャガイモ料理を勘定に入れず複数の料理を注文してしまうケースがあります。こうなると、次々にやってくるジャガイモの山に悩まされることになります。とても食べ切れる量ではありません。また、このポテトサラダが曲者で、ふつう日本人が想像するポテトサラダとは全くの別物です。刻んだ玉ねぎと薄くスライスしたジャガイモをマヨネーズで味付けして冷やしてあるもで、ほとんどジャガイモである。野菜を食べたいからポテトサラダを注文するというわけにはいきません。ちなみに私は、これらドイツ料理が大好物であり、今回の滞在を通じ4㎏の増量に成功致しました。

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