さて、この日からが本番です。これから5日間に亘って、世界各国の研究者がプレゼンテーション、世界各国の起業・団体(特にドイツ、中国)が展示を行います。参加企業・団体数は、およそ940、ホールで発表する研究者の数は、約350人、さらにこれにポスター発表のみの発表者も相当数含まれます。すなわち、このイベントは太陽光発電システム界でも世界最大級(恐らくは世界一)の会合なのです。
このような会に参加する機会を与えてくださった先生には本当に感謝しております。
会場で受け付けを済ませると、写真中Williamさんが装備するようなバックがもらえます。この中にEU PVSECのより詳細なプログラム、お土産(USBメモリ、グミ)などが入っています。しかし、「余計な荷物が増える」と好ましく思わない参加者もいます。
そして、重要なのが、このカードです。これが会場内での通行書としての役割をはたしており、プレゼンテーションが行われるホールへ入場する際には提示が求められます。裏には何も書いてありません。首に下げているとよく自然に裏返ってしまいます。入場する際に誤ってそのまま白紙の裏面を提示し、スタッフに呼び止められてしまう参加者が続出しておりました。
これが会場の案内図です。会場1階のロビーの柱に取り付けられており、自分の見たいプレゼンテーションがどの会場で行われるのかわかるようになっています。
これが発表会場です。ご覧のとおり、広く参加者も多数です。ここにいる皆が太陽光発電システムに関する研究者なのです。
開会式の様子です。代表の方は挨拶で、短くまとめると、「第26回目のこの会を開催できて非常に嬉しい、2020年までに欧州にて100GW分導入するという目標を掲げやってきたが技術的・社会的に未だ課題が多い、この会で新たな知見が得られ解決の助けになるだろう。皆さん一緒に頑張っていきましょう」ということを言っていました。アメリカからのプレゼンターの太陽光発電システムの生み出す雇用、経済的効果に対する非常に高い期待感が印象に残りました。
開会式後、個々のプレゼンテーションに移っていきます。早稲田大学のM2の木下さんがプレゼンテーションなさっていました。一年後の自分と照らし合わせることで、研究に対するモチベーションと英語学習に対するモチベーションを高めました。
夜に阿部先生とホテルで合流した後、前の道路沿いのレストランでステーキをご馳走になりました。ドイツでの食事についても後で書こうと思います。