マーシャル諸島滞在記④

皆様、こんにちは!

M2の石尾淳一郎です。

この記事では、マーシャル諸島滞在3日目(実質的には2日目)から書きます。良かったらご覧ください。

3月23日(金)

この日は、青年海外協力隊員として、CMIで日本語教師として働いていらっしゃる方のご厚意により、午前と午後の日本語の授業に参加させて頂くことができました。

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一コマ75分間です。午前に2回、午後に1回の授業がありました。授業で学習する日本語は基礎的なものですが、道を歩いていると、よく「こんにちは」とか「さようなら」と声をかけられます。これまでの日本語教育の賜物か、簡単なものではありますが、日本語が浸透しているように見受けられます。授業では、ウォーミングアップとして日本語の歌「アブラハムの子」を歌い、自己紹介を一人ひとり行いました。

それにしても「アブラハムの子」はかなり盛り上がりました。歌いながら踊るのですが、その振付が無茶苦茶で、皆でワアワア言いながら楽しみました。その後、一通り、名前、出身国、家の場所、趣味、日本語の勉強が好きか否かを述べ、自己紹介を行います。しかし、私はゲストとして前に立ち、皆からの質問に答える形で自己紹介を行わねばなりません。恋人の有無などを主に追及されました。

授業は明るく、生徒が楽しみながら日本語を学ぶことのできる環境が整えられていました。宿題をきちんとやってくる学生、のらりくらりと提出を避けようとする学生、恥ずかしがり屋の学生などいろいろな人がいましたが、総じて皆明るいです。

講義の後、教室に残った学生に対し、東工大について、私の所属するInternational Development Academy (IDAcademy)についてプレゼンすることができました。エンジニアリングやものつくりに対する感想はポジティブなもので、写真右のHertesさんは、後にマーシャル諸島における太陽光海水淡水化装置(SWAP)の作成に積極的に取り組んでくれました。

授業の合間に昼休みが入ります。CMIそばのカフェテリアに食事に行く学生が多いように思います。家に帰って食事をする学生も多いようです。私は、一度ホテルまで戻り(近いです)、ホテルのすぐそばにあるUliga教会そばの、バーベキュー屋で弁当を買うことにしました。

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おばさんが豪快に肉を焼いています。ごはん、スペアリブ、焼き鳥、焼いたパンの実(右の黄色い固まり:パンの木の実で、蒸かしたメークインのような味がします)、何かデザートが付き、一皿3ドルです。確か朝9時ころからバーベキューの準備を始め、11時半ころから売り出します。1時までには全て売り切れてしまうようでした。マーシャル諸島で良く見たのは、このような、ご飯と焼いた鶏肉の組み合わせです。ほとんど米と肉ばかり食べているように思います。これに各種ソーダ水を採ります。

午後の授業が終了してからは、CMIの学生に学内の施設を案内してもらうことができました。

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皆NARUTOが大好きです。NARUTOは世界共通です。英単語一つ覚えるより、NARUTOのキャラクター一人覚えておく方が、コミュニケーション上遥かに有用です。仲良しの3人組です。右の二人は、この5月日本に留学します。非常に優秀です。4年間の日本での大学生活は、やはり少し不安なようです。日本での再会を誓いました。左の彼は、特にNARUTOが好きで、写真を撮る際のポーズでは決まって印を結びます。右の写真では、ナルトの初期の螺旋丸を再現しています。マーシャル諸島共和国の国旗の前で写真を撮ります。

彼ら曰く、マーシャル諸島では、漁業の次の有望産業としてコンピュータ産業が立ち上がってくる可能性が非常に高いそうです。忍者好きの彼は、将来はゲーム会社を興したいと話していました。彼のゲームの知識は相当なもので、そこそこゲームで遊んだくらいの私では良き話し相手としてうまく機能しなかったように思います。個人のパソコンを持っている学生もいるにはいますが、多くは学内のコンピュータを使います。facebookでのやり取りが盛んで、メールアドレスの交換よりも「facebookアカウントを持っているかどうか」の方が重要でした。学生の多くは7時以降も学校に残るようですが、コンピュータ目的の人も多いようでした。みんなあまりにもfacebookを利用しているので、右下の写真のように、その使用を禁止する張り紙も至る所に張られていました。

日も暮れかけたころ、ホテルに戻りました。すると、エヴァンが「うまいメシを食わせてやる」と、RRE(Robert Reimers Enterprises)ホテルのレストランへ連れて行ってくれました。レストランでは彼の友人が既に我々の到着を待っていました。まさにリゾートホテルと言った感じで現地の裕福そうな人々、多くの観光客が食事を楽しんでいました。私はそこでカクテルを少しと焼いたロブスターを食べました。NHKの衛星放送で大相撲をやっていました。皆楽しんでいました。豪栄道が人気でした。

その後Uliga Innへ皆で戻りました。しばらくすると、ホテルのオーナー、リーンさんと共に、彼の友人たち(皆、台湾人)が続々とやってきました。そして、おもむろに、カラオケ大会が始まりました。

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皆、かなり歌がうまかったです。マーシャル諸島から遠く故郷に思いを馳せながら、歌う姿は、歌詞は全く理解できませんでしたが、感動的でした。もちろん私も歌いました。カラオケマシンには日本の曲も入っていましたが、私が歌うことができそうな曲は僅か3曲「リンゴの唄」「大きな古時計」「神田川」の3曲しかありませんでした。皆大のお酒好きで、どこからかウイスキーを取り出し、ショットグラスでガンガン飲みます。私も勧められるままに飲みました。かなり良い気分で過ごせた夜でした。

つづく

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