新潟県庁で中間発表してきました(大学生の力を活かした集落活性化事業)

皆様こんにちは!

石尾です.

9月27日(火)にDJの石田純也さんとともに新潟県庁へと赴き,「大学生の力を活かした集落活性化事業 中間報告会」にて発表をして参りました!

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我々は昨年度より,新潟県魚沼市大白川集落にお邪魔しつつ,集落活性化に向けて活動を展開してきました.昨年度は主に現地調査と祭事への参加を行い,集落PRのための動画(冬Ver.)の作成を行いました.私の博士論文研究活動の中でも頻繁にお世話になっている集落です.

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大白川は,自然豊かで,美しいブナ林,熊狩りの風習,究極の山菜,圧倒的な降雪,新潟県下ナンバーワンの蕎麦を楽しむことができます(魅力を挙げると枚挙に暇がありませんが..).

この大白川で,今年度はより多彩で具体的な活動を展開していくわけですが(具体的と言いつつも,本稿で各活動の具体的説明は省きますが),その中の目玉は「Audiolizing quality of life」あるいは「Quality of life audiolization」というキーワードのもと,大白川の日常生活や魅力を音で表現しようという試みです.

研究活動における測定データはよくVisualizationされますが(図や表で表されますが),我々は,測定結果についてのより直感的な理解を可能とする可能性を秘めた「データのAudiolization」を行っていこうと,現在試行錯誤しています.

大白川におけるこれまでの調査結果・測定結果,そして,現地で拾い集めた「音」(生活音・自然音・祭りの音・話し声)をもとに楽曲をつくりあげるのです.

先達としてはYosi Horikawa氏が有名ですが,我々は,楽曲を聴いた人々がその土地の暮らしをイメージできるような,より「生活やその質」を表現する楽曲を制作することを目指しています.

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今回は,DJとしての経験が豊富な阿部研メンバーである石田さん,音楽的センスに恵まれ,映像作品作成に関しても豊富な知識を持つ長舟さんが中心となって,夏の大白川の暮らしと例大祭をテーマに動画と楽曲を制作してくれました.

我々は中間報告会にて,これまでの調査結果や今後の計画に加え,この,新たに作成した映像と楽曲を発表してきたのです.

映像につきましては今後調整し,WEB上に公開する計画です.楽曲につきましては,以下で視聴,フリーでのダウンロードをすることができます(ダウンロードにはsound cloudアカウントを作成して頂く必要があったかと思います..).

映像作品名は:「大白川の呼び聲」(後日公開)

楽曲名は:「Awake in a maze」(以下SoundCloud画像リンクより)

です.何分新たな試みであるため,若干前衛的であり,好みの別れる部分もあるかもしれませんが,ぜひご視聴ください.

Awake in a maze: Junya Ishida from Yajuhamin feat. Hari Nagafune

さて,中間発表の方なのですが,口頭発表中は良かったのですが,映像・楽曲公開中はステージから会場側を眺める勇気が出ませんでした(オリジナル楽曲の公開は未体験ゾーンであったため).

楽曲作成が直接的に集落の活性化にどの程度貢献できるかについては計り知れませんが,発表後,多くの方々から前向きなコメント,励ましの言葉を頂くことができ,大変嬉しかったです.

今回の活動(春季・夏季における大白川訪問,楽曲・映像作り,発表)を通じ,色々とフィードバックを頂く中でで,今後よりいっそう大白川における取り組みに励んでいこう,どんどん新たなプロジェクトを展開していこうと我々は決意を新たにしたのでした.

石尾