環境科学会 2011年会 at 関西学院大学

B4の片谷です。

今回、学会で発表される佐藤さんのお供に、9月8日(木)、9日(金)の2日間、環境科学会に見学しに行かせていただきました。

会場は関西学院大学で、兵庫県に位置していますが大阪寄りで、甲子園球場と宝塚の真ん中ぐらいにありました。

駅から少し離れており、坂を登らなくてはならず大変でしたが、とても緑が多く東南アジアのリゾート地にいるようでした(東南アジアに行ったことはありませんが…)。

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関西学院大学の写真です。

セミナーには行ったことがありましたが、いろいろな大学から来た学生も発表する「学会」は今回は初めての経験でした。

あまり規模は大きくなく5つある発表会場はそれぞれ人がまばらでした。あまり質疑応答もされない発表ばかりだったので、これ幸いといろいろと質問してまいりました。

さて、今回のメインですが、昨年度卒業された佐藤さんの修士論文の発表は2日目の午後にありました。

発表タイトルは「故障リスクを考慮した風力発電の経済性評価」です。

意外なことに、佐藤さんは学会の発表が今回初めてということでしたが、時間配分もきっちりと、堂々と発表されていました。

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発表内容は割愛させていただきますが、座長をしていただきました神奈川大学の松本安生先生(阿部先生の先輩で、同じ研究室だったそうです!)から最後のコメントとして、これまで感覚だけでなんとなくしかわからなかった、風車に関する故障事故や経済性について定量的に分析しておりよい研究だと思ったという旨のお言葉をいただけた時は、自分のことのようにうれしかったです。

 

ほかにも興味深い発表がいくつかありましたが、特に興味深かった発表が、論文賞受賞記念講演でもありました、

鳥取県産業技術センターの立花潤三さんの「鳥取県における低炭素社会実現可能性に関する研究」です。

鳥取県において、2050年における二酸化炭素排出量目標値を0.4tC/人(2005年時点では2.2tC/人)とし、地方回帰型社会、都市集中社会の2種類を想定しながら、産業部門における石油系からの天然ガス、再生可能エネルギーへのエネルギーシフトがどれだけ必要かを算定されていました。

それで終わりにせず、算定された再生可能エネルギーによる発電量は鳥取県で賄えるものなのかどうか、設置面積など再生可能エネルギー発電にかかわるデータから賦存量を推計し、目標値が実現不可能ではないことを述べられていました。

10分間とかなり短い発表時間だったので残念でしたが、ぜひ投稿された論文を読んでみたいと感じました。

 

これまで、東京大学との合同ゼミ以外で他大学の学生の研究発表を聞いたことがなかったので身になることが多々ありました。

発表の仕方、スライドの作り方、研究のまとめ方など、良い点悪い点を含め大変参考になる場でした。

皆さん、機会があればぜひ自分が学会で発表される前に、1度学会を見に行くべきだと思います。

 

おまけ

佐藤さんとご一緒に関西の食を楽しんでまいりました。

たこ焼きは食べられませんでしたが、串カツ、お好み焼き、そば焼き(焼きそばのことです)などなど、満喫してきました。

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阿部先生、佐藤さん、貴重な機会をくださりありがとうございました!

片谷鉄平

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