地上気象観測時日別データ (SDPデータ)読みとりマニュアル

 

全国各地の気象官署で得られた地上気象観測時日別データのマニュアル

1961-1996CD-ROMにて所有

 

@    データフォーマット(注意! 1961-1990年と1991-1996年でフォーマットが異なります)

 

1961-1990年)

データは3時間ごと(0時、3時、6時、9時、12時、15時、18時、21時)に

現地気圧,海面気圧,気温,蒸気圧,相対湿度,風向,風速,雲量,現在天気,

露点温度

の順番で格納され,一日に一回改行されている.

 

1991-1996年)

データは1時間ごとに

現地気圧,海面気圧,気温,蒸気圧,相対湿度,風向,風速,雲量,現在天気,

露点温度,日照時間,全天日射量,降水量

の順番で格納され,一日に一回改行されている.

 

 全国1年分のデータが1つのファイルに納められている.

 (例)1991年のファイル名は,   “SDP1991.TXT

 

データ形式の詳細や観測地点はsdpformat.htmlを参考して下さい.

 

 

A データ読みとりプログラム(sdp.f )

 

<概要>

sdp.f は,

「1年分の地上気象観測時日別データを全て読みとり,

指定した緯度経度と時間内の

       スカラー風速・風向・風ベクトルU・風ベクトルV・気温・相対湿度 を出力する.」

 

 入力ファイル1:「SDP1990.TXT」    SDPデータ(CD-ROMからコピーする)

 入力ファイル2:「sdp_station_list.txt」  気象官署の緯度経度・標高ファイル

(手で打ち込んだものです.ダウンロードして使って下さい)

 出力ファイル :「SDP-OUT」      出力例はこちら

 

 

<ユーザーが書き換える必要があるところ>

(1)  1112行目 ・・・ Parameter文の選択

1990年以前のデータを使う場合はJMAX=8の方を使うこと.他方をコメントアウトすればよい.

1991年以降のデータを使う場合はJMAX=24の方を使うこと.

(2)  1720行目 ・・・ Format文の選択

1990年以前or1991年以降でデータフォーマットが異なるので,ここでどちらか選ぶ.

1990年以前のデータを使う場合は最初の行を使う.

1991年以降のデータを使う場合は2番目の行を使う.

(3)  4354行目 ・・・ 欲しいデータの緯度経度・時間を設定

       MONTH  = 8      - -> 8

        IDYSTA = 5       - -> 5日から

        IDYEND = 6       - -> 6日まで

        MHRSTA = 21      - -> (5日の)21時から

        MHREND = 21      - -> (6日の)21時まで

        CLATSW = 35.0      - -> 南西端の緯度35.0°

        CLONSW = 134.0     - -> 南西端の経度134.0°

        CLATNE = 36.0      - -> 北東端の緯度36.0°

        CLONNE = 135.0     - -> 北東端の経度135.0°

(4)  87行目   ・・・ ファイル名の指定

       1991年のデータを解析する場合は, FILEN='SDP1991.TXT'  とする.

 

 

<変数説明>

      MMAX: 気象官署の測定地点数 155地点

      JMAX : 一日のデータ個数(1990年以前は8(3時間毎),1991年以降は24(1時間毎)

 

      M     : 地点引数

      IM    : 月引数

      ID     日引数

      J     : 時間引数

 

ISTA(M): ステーション番号

XLAT(M): 気象官署の経度(°)

XLON(M): 気象官署の緯度(°)

IZX(M):  気象官署の標高

 

KDATP(M,IM,ID,J) : 気圧 (変換前)

KDATT(M,IM,ID,J) : 気温 (変換前)

KDATH(M,IM,ID,J) : 相対湿度 (変換前)

KDATD(M,IM,ID,J) : 風速 (変換前)

KDATW(M,IM,ID,J) : 風向 (変換前)

 

KNUB(M) : ステーション番号

KYEAR  : 年

KMON(IM) : 月

KDAY(IM,ID): 日

KDN(IM)  : その月に何日分データあるか

 

   IRMK : 各観測値は小数点を省略し,さらに10倍した値にデータの属性(リマーク(RMK))を

示す値を加算(観測値が負数の場合は減算)してある。

          データの記録形式は「[データ]*10+RMK」となっている。

リマーク対応表(時別値)はsdpformat.html参照

 

DATP(M,IM,ID,J) : 気圧 (hPa

DATT(M,IM,ID,J) : 気温 (℃)

DATH(M,IM,ID,J) : 相対湿度 (%)

DATD(M,IM,ID,J) : 風速 (m/s

DATW(M,IM,ID,J) : 風向  (16方位 下記参照)

         単位変換の理屈は,sdpformat.html参照

       (風向16方位対応表)

数値

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

風向

-

NNE

NE

ENE

E

ESE

SE

SSE

S

SSW

SW

WSW

W

WNW

NW

NNW

N

 

   

   VECU(M,IM,ID,J) : 風ベクトルU 

   VECV(M,IM,ID,J) : 風ベクトルV 

 

IBNK(M)      : 指定した領域範囲に入っているかどうかのフラッグ

入っている   IBNK(M) =1

入っていない  IBNK(M) =0