PGPLOT for RAMS 覚え書き  01/06/08

神田用のメモなので使う人はより丁寧なマニュアルを作成して下さい。

「pgplotとはなんぞや??」と言う人はまずこちらをご覧下さい.

(1) インストール

CPUSのkandaディレクトリにある、pgplot.tarをそのまま自分のアカウントに持っていくこと。
/home/usr5/mkanda/pgsrc/pgplot.tar にあります。
オリジナルや森脇君のバージョンから修正が施されているので必ず神田の最新バージョンを使って下さい。
自分のホームディレクトリが/home/usr5/nekoだとすると、その下にmake pgsrc でpgsrcというディレクトリを作る
cd pgsrc でpgsrcに上述のpgplot.tarをコピーすること。
/home/usr5/neko/pgsrc/ここでpgplot.tarを解凍する(tar xvf )して準備完了。
ホームディレクトリに戻り、pgplotというディレクトリを別途作る。
/home/usr5/neko/pgplotへ移動し、ここで以下のコンパイル作業を行う。
Ø  /home/usr5/neko/pgsrc/pgplot/makemake /home/usr5/pgsrc/pgplot osf1 f77_cc

これでmakefileが作成されます。
make
make clean
make cpg

以上の操作で、インストールは完了です。

(2) シェルの書き換えと環境設定について

CPUSでは標準でCシェルが提供されています.
echo $SHELL   で現在のシェルを確認できます.
シェルを変えるには,シェル変更サーバー(nis-o.cc.titech.ac.jp)にアクセスし,ypchshコマンドにより,変更したいシェルのパスを入力します.
sh    /bin/sh
ksh   /bin/ksh
tcsh  /usr/local/bin/tcsh
csh   /bin/csh
tcshに変えて下さい.
PGPLOTでは,いくつかの環境変数を設定することが必要です.これはcpusにログインした後で,プロンプトからのコマンド入力によって設定することも可能ですが,いちいち長いコマンドを打ち込むのは面倒なので,初期設定ファイルに登録しておくと便利です.
ホームディレクトリにある,”.login” ”.cshrc”等は初期設定ファイルと呼ばれ,このファイルに環境変数やコマンド別名(alias)を設定しておけば,毎回ログイン時に自動的に設定されます.
.cshrcファイルの最後に下記の記述を足して下さい.
******ここから******
setenv DISPLAY 131.112.108.20:0.0
setenv PGPLOT_DIR /home/usr7/rmoriwak/pgplot/
setenv PGPLOT_DEV /XWINDOW
alias f90pg 'f90 \!* -L/home/usr7/rmoriwak/pgplot -lpgplot -lX11'
******ここまで******
(初期設定ファイル変更箇所の説明)
一行目: DIPLAY後の番号は通常使うアクセス端末のIPアドレスを入力します.登録してある番号と違う端末からアクセスする場合は,ログイン後に一行目のコマンドをプロンプトから入力して下さい.現在使っている端末のIPアドレスを入力.(注)初期設定ファイルの変更はアカウントの主の許可をとること!
二行目: PGPLOT_DIRはpgplotをインストールしたディレクトリを設定する.
四行目: f90 の後に長いオプションが必要なので,f90pgというオリジナルのコマンドを設定しています.

(3) RAMSPGは以下のファイル群から構成されている

(a) ramspg3.f  メインプログラム
(b) ramspg.h  インクルッドファイル
(c) conx.h   インクルッドファイル

これらのファイルをRAMSの作業領域(どこでも良い)に置く。
Ramspg.hについて書き換える必要があるのは以下のparameterのみ

MMAX=25            時系列データセットの数
KMAX=30 IMAX=80 JMAX=80 3次元データのメッシュ数
M1MAX=5            解析データの物理量の数

Conx.hについて書き換える必要があるのは以下のparameterのみ

IIMAX = 80    これは3次元メッシュIMAX,JMAX,KAMXのうち最大の数に合わせる。

Ramspg.fについてソースを書き換えるところ

C--------------------------------------------------
C     X and Y scale ( should be referred to RAMSIN )
C--------------------------------------------------
    XSCALE = 1000.0  Xの水平解像度(単位m)RAMSINを参照すること
    YSCALE = 1000.0  Yの水平解像度(単位m)RAMSINを参照すること
    WSCALE = 5.0   W(m/s)のスケールアップ率
    IYEAR  = 98   計算開始時点に於ける西暦年下2桁
    IMONTH = 8  計算開始時点に於ける月
    IDAY   = 9   計算開始時点に於ける日

    IFLAG1 =1   1 : PSファイルに出力
              0 :  X-windowに出力

    OPEN (79,FILE='RDATA',STATUS='OLD',FORM='FORMATTED')
    OPEN (78,FILE='RTOPOG2',STATUS='OLD',FORM='FORMATTED')

以上2つのファイル名を指定する。
上が3次元物理量のデータファイル、下がtopoデータファイル
これらはAVS用と共通である。

たったこれだけの書き換えです!!
あとはDefaultで大丈夫です。

(4) プログラムのRUN

f90pg  rmaspg3.h
これでコンパイルできます。
あとはa.outを実行し、プログラムの指示(英語)に従ってお絵かきして下さい。
コンターラインの設定がわかりにくいかも知れません。

PMIN・PMAX で対象となる物理量の最大・最小を表示してくれますので、コンターを書き始める最低レベル、コンター間隔の順で入力して下さい。
Defaltではコンターは10個描かれるようになっています。

それでは、Good Luck !