湧水の分布
 このマップは、呑川の集水域内に存在する湧水を描いたものです。
 東京都環境局自然環境部水環境課水循環係からいただいた湧水分布調査結果から作成しました。

図1.集水域と湧水
 上図中の赤線で囲まれた領域が、現在の呑川の集水域です。水色のが湧水の地点です。
 図を見ると、上池台小池周辺の湧水は1箇所のように見えていますが、平成19年度 大田区湧水調査結果によると7箇所の湧水が確認されており、集水域内の湧水は全部で25箇所です。。
 もっとも湧水量が多い地点は洗足池へ流入する湧水(洗足池の)で405l/minです。

 この他に、集水域内では呑川の壁面からの湧水が数多く確認されています。
 しかしながらその流量への寄与はは、呑川の水深ベースで1cm程度と大変小さいものです。
 昔は流域の湧水を集めて流れていたことを考えると、現在湧水がこの程度しか残っていないというのは驚くべきことです。

 今後は、個々の湧水がどのような帯水層を通ってどのように湧出するのか、集水域(流域)の水循環を明らかにする上で明らかにしたいと考えています。

マップのダウンロード 湧水マップ 旧湧水と洗い場のマップ(大田区郷土博物館より)
使用データ (描画:ArcGIS9.2)
数値地図 5mメッシュ(標高) 東京都区部 国土地理院、  数値地図 2500 (空間データ基盤) 関東-3 国土地理院、  呑川集水域
湧水分布調査結果 東京都環境局自然環境部水環境課水循環係、  平成19年度湧水調査結果 大田区