2024/1/29

富士山で観測!再び!


こんにちは!Webマネージャーの野村です。

1月も終わりが近づいていますが、新年一発目の記事です(^^;
今回も藤巻さんにブログを書いていただきました!

by NOMURA
*****
こんにちは、藤巻です!
夏(2023年8月)に実施した富士山での観測について書きたいと思います!(かなり前のことですが…)

今回は朝早くからの活動だったため、朝焼けと共に富士山のシルエットを見ることができました。
こんなに大きな富士山を朝に見るのは初めてだったのでとてもテンションが上がりました!目もばっちり覚めました!



前回の観測時は、富士山登山のオフシーズンで人があまりいなかった道の駅も、登山客で賑わっていました。お土産屋や飲食店もオープンして活気がありワクワクが止まりません!

また、この日の午前中は非常に天気が良く富士山の山肌がはっきりと見えていました。
“良い天気”ד雪のない”富士山はとても迫力満点で、富士山の魅力を改めて感じました!富士山最高!


さて、観測の話に入りたいと思います…
この観測では、富士山の表面を流れる風を“TIV(Thermal Image Velosimetoly)”という手法を用いて可視化することを目的としています。

----------------------------------------------------------------------------------
・TIVとは??
Inagaki, A., Kanda, M. Use of Thermal Image Velocimetry to Measure a
Dust-Devil-Like Vortex Within a Sports Ground in a Residential Area.
Boundary-Layer Meteorol 183, 125–141 (2022).
https://doi.org/10.1007/s10546-021-00674-6

Inagaki, A., Kanda, M., Onomura, S. et al. Thermal Image Velocimetry.
Boundary-Layer Meteorol 149, 1–18 (2013).
https://doi.org/10.1007/s10546-013-9832-z
----------------------------------------------------------------------------------


今回の観測では、地上からサーモカメラで富士山を観測する班と、富士山手前の“宝永山”に登り、風速測定を行う班の二手に分かれて行いました。

私は富士山麓の道の駅で観測を行いました。夏の富士山は比較的雲が多いと言われていますが,写真を見ての通り快晴でした。台風一過で雲の無いレアな気象場だったようです。午前中は比較的雲が少なく、山の表面がしっかりと見えていたので順調に観測ができていたのですが、午後になると雲がだんだんと多くなり富士山が完全に雲の中に入ってしまいとても残念でした。。。とは言え、前半はしっかり撮ることができたのでデータの解析ができそうです♪

↑富士山をサーモカメラで撮影している様子。山の右肩に写る宝永山には研究室メンバーのアレックスさんたちが登っています


↑サーモカメラで撮影した富士山


観測に行くまで富士山をこんなに近くで見たことがなかったので、その迫力と造形美に魅了されました!みなさんもぜひ行ってみてください♪

by FUJIMAKI