2023/9/11

【ご報告】 ICUC11に参加しました (その2)


こんにちは!Webマネージャーの渡辺です。
前回に引き続き、ICUCのレポート第2弾になります。

今回のレポートでは、当グループの博士課程の学生の発表の様子と、
Alvin先生がパネリストとして出席されたパネルディスカッションについてお伝えします。

まずは、博士課程の学生の発表から。
今回は、学生メンバーは5名全員、1人1テーマずつ口頭発表を行いました。
持ち時間は15分間で、発表が12分、質疑応答が2分、入れ替わりが1分の配分です。

何か月もの間、あるいは1年以上もの間かけて得た研究成果を、
12分間でまとめて発表することは、大変難しいですが、メンバー全員、普段からの練習の成果を存分に発揮し、
要点が整理され、分かりやすいプレゼンテーションでした。
以下がメンバーの発表の様子です。





発表セッションが終わった後は、質問をいただいた先生とのディスカッションで、疑問点の整理や意見交換を行いました。
このディスカッションの時間は、他の大学の先生と新しいコネクションを作るチャンスでもあり、とても貴重な時間です。


後半は、パネルディスカッションについてです。
このワークショップの序盤は、パネリストの自己紹介と、はじめてICUCに参加した時の思い出について話していらっしゃいました。

   

そして、ディスカッションに入り、以下に示す3つのテーマについてディスカッションが行われました。
・あなたにとって、IAUCとはどんな意味を持つか?
   *IAUC: International Association for Urban Climate ( 国際都市気候会議 ) → ICUCの主催団体です。
・限られたリソース、持続可能性の中で、どのようにして都市気象の研究者と地域社会での関わりを改善していくか?
・都市を変化させていくにあたり、私たち(都市気象の研究)のインパクトを増加させるには何が必要だろうか?

今回のディスカッションでは、時間の許す限り、(感覚として全体の半分くらいの時間)、
オーディエンスの人々にもマイクが回っており、
パネリスト、ファシリテーター、オーディエンスの先生方の間で会話が盛り上がっている光景が大変印象的でした。

与えられたトピックに対して、様々な意見が飛び交いましたが、
「ジャガイモの皮むきのように研究のタスクを細分化させて、たくさんの人が参画できる仕組みを作ることにも意義がある」
「わたしたちの影響力を高めるにはわれわれ研究者もSNSを使っていくべきなのか?」
といった少々ユニークな表現、意見が、私自身が印象に残りました。

さて、次回はICUCの期間のフードイベントについてレポートをします。お楽しみに!
by WATANABE