2023/9/8

【ご報告】 ICUC11に参加しました (その1)


こんにちは!Webマネージャーの渡辺です。
今回は、8月28日から9月1日まで開催された、都市気象の研究者にとって一大イベントである都市気象の国際学会、
ICUC(International Conference on Urban Climate) についてお伝えします!

ICUCは3年に1度の開催なのですが、コロナ禍の影響で、なんと前回の大会から5年が経っての開催でした...
近年は、コロナ禍でオンライン開催となる学会も多かったのですが、念願の対面 (しかもイベント盛りだくさん)での学会ということでメンバー一同も非常に楽しみにしておりました。
第11回目となる今回はオーストラリアのシドニーの近く、ニューサウスウェールズ大学で開催されました!

さまざまな地域から、都市気象を研究している先生、研究員、学生が集まり、その数は総勢で500人超えの規模です!
当グループからは、稲垣先生、Alvin先生と博士課程の学生5名が参加しました。
今回の記事から4回にわたって、ICUCとその前後の旅の模様をお伝えします!

今回の記事では、ICUCの全体像についてお伝えします。今回の会場は、Sydney Light Rail という路面電車の駅から近いところにあったため、毎日市内のホテルから路面電車に乗って、大学に向かいました。
余談ですが、シドニーの路面電車ではすべての列車の時刻表が公開されておらず、次の電車まであと何分という形で駅に表示される仕組みです。
現在の、日本の山手線の電光掲示板と似ていますね。




さて、本題に入りましょう!初日の朝は、参加登録で参加証を入手し、最初の welcome sessionへ。
参加登録は8時からで、最初のセッションの開始が8時30分。シドニーは日本よりも1時間進んでいるのもあって、朝は少し早いなと感じました...!

最初は、Sir John Clancy Auditorium とよばれる収容人数900名を超える巨大なホールでのセッションです。
歓迎の挨拶から始まって、イベントの紹介など簡単なガイドがありました。



そして、そこからはいよいよ発表セッションがスタートします。
日によって、多少の違いはありますが、おおむね、1日あたり、口頭セッションが2回から3回、シンポジウムなどのキースピーカーのセッションが1回、そしてそれらの合間の時間に、ポスターセッションが開催されていました。

口頭セッションは、都市気象というテーマは共通していますが、
極端な現象について、気候変動の政策、熱中症などの人々の健康、数値計算やモデリングなど、テーマは多岐にわたります。
稲垣先生、Alvin先生の口頭セッションの様子をこちらに。




各セッションはおよそ1時間30分で、1日フルだと合計7時間を超えます...!
途中、ランチブレイクやポスターセッションで軽食をやコーヒーを楽しめる時間もあるので、
一同、程よく気分転換もしながら、学会を楽しみました。 フード関係の記事は3つ目のニュースで特集しようと思います。

次回のニュースでは、学生の口頭発表の様子を中心にをお伝えします。

by WATANABE