2023/7/10

富士山に観測へ!


こんにちは!Webマネージャーの野村です。

今回も藤巻さんにブログを書いていただきました!
次回こそは私も富士山に行きたい!!

by NOMURA
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藤巻です!
先日、富士山に観測に行ってきました!

研究室を7時に出発し、車で静岡県へ…
富士山周辺で富士山表面の風の観測をしてきました。
前に書かせていただいた、「洗足池での観測」というタイトルのブログの中でも紹介した、TIVという手法を使用して観測を行いました。


・TIVとは??
Inagaki, A., Kanda, M. Use of Thermal Image Velocimetry to Measure a
Dust-Devil-Like Vortex Within a Sports Ground in a Residential Area.
Boundary-Layer Meteorol 183, 125–141 (2022).
https://doi.org/10.1007/s10546-021-00674-6

Inagaki, A., Kanda, M., Onomura, S. et al. Thermal Image Velocimetry.
Boundary-Layer Meteorol 149, 1–18 (2013).
https://doi.org/10.1007/s10546-013-9832-z


当日は短い時間で四つの観測地点を巡る、かなりタイトなスケジュールでしたが、一緒に行った方々が協力して下さり、予定通りに観測を行うことができました!!!

↑観測をしている様子


↑奥にいる二人がそっくり…笑 (この場所は相当寒かったです!)


そして熱画像と、同じ画角での可視動画の一部を紹介したいと思います。

 


この観測地点から富士山までは7kmほどの距離がありますが、とてもきれいに撮ることができました。
左の熱画像は富士山とその周辺の表面温度分布を示しています。これを見ると、富士山の頂上から麓まで、約10℃の温度差があることが分かります。この日は全天が雲に覆われており、日射量が乏しくデータとしては不安がありましたが、富士山の全景が想像以上によく撮れていました!今後この画像を解析して,富士山を取り巻く風を調べる予定です!



また、ご覧のとおり、6月の富士山はまだ少し頂上付近に残雪があり、五合目駐車場などの標高が高いところでは非常に寒かったです。
さらに風がかなり強くて秋並みの格好では耐え難く、終始動き回ってました…


また、この日は梅雨に入りそう…という微妙な時期で、天気に不安があったのですが、幸い雨には降られなかったので比較的快適に観測することができました!
(天気に左右される観測を行っていると、天気を操作できたらいいのに…としばしば思います…)

次は一段階ステップアップした観測を富士山付近で行う予定で計画を立てています^―^

余談ですが…
非常にタイトなスケジュールでの観測を終えたメンバーは、そのあと静岡県の名物で有名な「さわやかハンバーグ」を食べました!
スケジュールの関係で、14時くらいまで何も食べていなかったのでより一層美味しかったです!(^▽^)

↑げんこつハンバーグ

観測はハードですが、楽しい面もあるので、手伝ってくださる方がいらっしゃれば大歓迎です!!
by FUJIMAKI