学生実験

by 山下

こんにちは!

第二クォーターも残りわずかとなり、学期末レポートや研究に勤しむ日々です。
夏休みは目前!暑さに負けずがんばりましょう!!


振り返れば、今学期も神田研にもさまざまな出来事がありましたね。
特に今学期は、学部生の必修授業である国際開発工学実験Aの講義が6月・7月を通して行われました。

この授業は、私たちの所属する地球環境共創コース内の様々な研究分野に関する実験を行うもので、今期は神田研でも実験を行いました。


実験テーマは「温度と流れの環境計測」です。
私たちが扱う気象分野において重要な熱フラックスの3形態を、2つの実験を通じて学びます。


一つ目の実験は、室内で様々な材質(コンクリート、木材、アルミニウム、発泡スチロール、アクリル)の温度変化を調べ、熱伝導率の差による変化の違いを確認します。
また、手で触れて体感温度の違いを感じたり、サーモグラフィーを用いて放射を測定して考察します。
日常生活でなにげなく感じる物質による温かさの違いも、こうして学んでみると多くの気づきがありました。




もう一つの実験では、超音波風速計により乱流を測定します。風速変動と各高度の気温を測ることで、乱流による熱の移流や拡散について考察します。
普段触れることのできない実験器具を扱い、貴重な経験です。




学部生にとっては気象学に関する実験を行うのは初の機会ですが、この実験を契機に気象分野への興味が深まるといいですね。




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