アーリフ ムタズ
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夏休みの間に8月2日〜9月30日までに株式会社エムワープでエンジニアインターンに参加させて頂きました。理系・文系の背景にも関わらず5~7人のメンバーでほぼゼロからプログラミングを学び、アプリ開発を行いました。インターネット調査が得意である株式会社マクロミルの子会社、株式会社エムワープは主としてPopcornというアプリを開発し、「ぴーこん」というキャラを宣伝しています。Popcornは複雑な処理を掛けたアプリで、単純に説明するとユーザーの好みを引き出すアプリです。ぴーこん自体は可愛いキャラであって、まだ新しいキャラです。そのために今回のエンジニアインターンを通じて、学生がアプリ開発を学びながら、ぴーこんの宣伝に支えるアプリを開発し、実際にユーザーが使える製品を市場に出します。そのほか、学生ネットワークをつくり、IT業界に関わりたい学生にチャンスを与えるのも一つの目的であります。 | ||
図 1 ぴーこん |
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インターンを簡単に分けると3つの期間に分けられます。 1)The first 2 weeks 最初の二週間は社会人のカルチャーショックを受けました。ほぼゼロに近い知識のベースからHTML、CSSとJavascriptを使って、いきなり最新の20個のツイートを出すTwitterクライアントを造らなければならないというのはとんでもないプレッシャーでした。ExtCoreのSenchaを中心にWebアプリを開発し、iPhoneで見られてもタッチで簡単に操作ができるようにしています。分らないところは皆で様々な補助ウェブサイトを共用しながら独習でレベルアップしていました。そのおかげで、基礎知識がどうにか身に付けました。その他、ソースコードを書く以外は製品を出すにはUI(user interface)とビジネスモデルの理解が必要です。そのため、市場にあるサービスのUIを観察し、ビジネスモデルを調べてプレゼンにまとめて発表したことが3回あって、日本や海外のサービスとビデオゲームを中心にして議論していました。それだけではなく、二週目の終わりでWarp Nightという社会人と学生の間のイベントで、なんらかの役に立つものを習います。私が参加したのは一回目ですが、人物・ものの描き方を新しい視点から学びました。そんな機会は大学でも少なく、非常にお勉強になりました。 |
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図 2 Warp Night Vol.1 |
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2) The second 2 weeks3週目からTitanium Studioを使ってiPhoneのネイティブアプリを造り始めました。Webアプリで学んだ知識を今度適用し、さっさとアプリづくりに取り込みました。最初は勿論なにも分からなかったので、KitchenSinkというTitaniumの主な操作のソースコードの例を持っているアプリを使って、様々なコードを見て繰り返して書いて、やっと論理の一部を捕まえるようになりました。そして今度、KitechSinkで基礎を少しでも期待できたので、紹介されたTitaniumのテキストを使って事例を一個一個書き、パソコン上のiPhoneエミュレータで動かしてやっと理解が高まりました。その後は一週間ほどの独習時間がありましたので、とりあえず自分でアプリのUIや内容を設計し、今まで習ったものを踏まえてTwitterクライアントやRSS機能を含めたものを作ってみました。自分で作ることによってじっくりとコードの理解、書き方の順番、エラーの見つけ方などを少しでもわかってきました。 |
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図 3 Titanium Studio |
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3)The last month |
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図 4コピペぴーこん |
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![]() エンジニアインターンには直接関係はなかったのだが、エムワープの激励でアプリヤ株式会社が提供しているビジネスオークションにインターン生全員が参加しました。参加チームは投資家にスマホアプリを提案するコンテストです。発表が10月13日にあっため、インターンの期間が終わってもその日まで皆で集まってやっていました。ジャストアイデアではなく、事業案内・利益・運営まで提案するコンテストです。むしろ、ベータ版で動いているものを提案するといいです。このようなイベントを通じて、ビジネス場で何が認められているのかよく分りました。アイデアの内容自体は勿論大事ではあるが、実際にどこまで実現可能なのかはもっと大事です。実際にサービスを動かして、どのような評価をもらっているのか、運営上のトラブルなどが具体的に分ると投資家などの支援が得られやすくなります。勿論、アイデアのプレゼンの仕方も大きな影響を持っています。上手く相手の注目を取れば理解してくれるだろうし、強調すべきところを上手く表せると展開がしやすくなります。 |
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図5 エンジニアインターンのチーム |
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2ヶ月過ぎぐらいの圧倒的なインターンでした。しかし、このような感じでやったからこそかなりの成長ができたと思います。学生というエンジニアと社会人というエンジニアの差がよく見分けました。学問でどんなに習っても、エンジニアを「やる」のも大事です。
まとめて書くと:
成長点
・時間の有効な使い方。
・メンタルの場面が強くなりました。
・タスク達成度アップです。
・違う発想での考え/新しい視点を得られました。
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Good points ・社会人の生活が少しでも理解できました。 ・ビジネスで使えるプログラミングを習いました。 ・就職傾向に確実にやる気が出ました。 ・IT業界の中身を少し分ってきました。 |
Bad points ・忙しくて緊張感が高くて時間が一瞬止められた感じでした。 ・運動不足です。 |
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・プログラミングはいくつかの論理から構成されて、その論理を一個一個練習すると分るし、分った瞬間に本当にやりやすくなります。
・国際開発工学科ではプログラミングを一時的に合宿形式、あるいは企業との連携でやると最適な結果が得られるのではないかと思っていました。
参照ウェブサイト
コピペぴーこん: http://itunes.apple.com/jp/app/id473152447?mt=8
ビジネスオークション: http://appliya-inc.com/businessauction/
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IDEでは平成23年10月に国際実習演習・国際開発フィールドワーク等報告会が行われました.
ムタズはもちろん参加しました.
その様子はご覧ください:
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