第54回水工学講演会 (2010年3月3〜5日)



3月3日から5日にかけて、第54回水工学講演会が開催されました。
今回の会場は北海道大学でした。



初日には、昨年度の水工学論文奨励賞を受賞した神田研OB章くんの授賞式がありました。
社会人の章くんは、前日の夜中に札幌に到着し、賞をもらったその日の夕方に東京へ帰るというハードスケジュール。
せっかく札幌に来たのに美味しい料理を満足に味わえずに帰っていきました(泣)
たことうにがおいしかったので、今度北海道に行く機会があれば、ぜひっ!


神田研からの発表は4人プラスOGの小田さんでした。


仲吉信人 「ラグランジュアン人間気象学センサの開発」



小田僚子 「ドップラーライダーを用いた内部境界層内乱流構造の水平分布形状に関する観測研究」



山下佳美 「都市キャノピー層内の乱流特性 −上空の乱流組織構造の影響−」



稲垣厚至 「屋外都市模型のキャノピー層における瞬間温度場の形成機構」



下重亮 「都市要因を考慮した夏季関東における都市型集中豪雨の多事例解析」

発表者のみなさん、おつかれさまでした。




2日目の午後には、下重くんのコネクションで北大低温科学研究所を見学することができました。



観測装置のメンテナンスから北大での生活まで様々な疑問に答えてくださった藤原さん(左端)と見学者たち。。



刮目せよ。これがライダーだ!



こちらは落ちてきた雨滴や雪を高速撮影できるという装置。
ミッキーマウスのような形の雨粒も撮影できたそうです。



そして、北大には技術部という素晴らしいシステムがありました。
本来なら大金を払って外注しなければいけないような特殊な部品などを、
技術部さんに依頼すると材料費程度で製作してくれるそうです。
上の写真がその作例。



今回は、特許をとる予定の装置まで見せていただくことができました。
この装置は、なんと屋外での○○○計測で○ー○ィ○○をするための装置なのです。
えっ、こんなことできるの?と思わずにはいられない職人技も駆使されていました。
ちなみに、この装置に世界で一番興味があったのは瀧本でした。


今回、快く低温研を紹介してくださった、藤吉先生、渡辺先生、下山さん、藤原さん、そして技術部の皆様、
本当にありがとうございました。



2010年3月19日 瀧本


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