韓国に行ってきました! 2009.11.13 小林 | ||||||||||||||||||||||||||
11月5日から11月7日まで、呑川ネットワークのみなさんと韓国に河川見学に行ってきました。 その様子を簡単にご紹介します! |
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それでも初日は12時5分発のアシアナ航空機だったので、空港からソウル市内まで渋滞につまったこともあって、ソウル市内 についたのは16時半ごろ。だいぶ遅くなりました。 まずはホテルに荷物を!ということでホテルへ。 |
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結局初日は、そのあと清渓川をチラ見して夕食へ。夕食は創作系韓国宮廷料理とか。 おいしゅうごさいました。 |
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翌日は朝から、河川見学。 計3か所見て回ったのですが、すべて行政官あるいは工事現場の担当者の説明付でした。 ただ時間が短かったため、説明を聞くだけになってしまい、質問をする時間がほとんどなかったのが残念でした。 |
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上に今回の見学箇所と順番を示しました。背景の写真はGoogleマップを利用しました。 最初は漢江に行きました。ソウル市では清渓川復活成功によって河川の人を集める機能とコミュニティを醸成する機能が 見直され、市全体で54河川の改修を行っています。漢江はソウルを流れる一番の大河であり、その核として位置付けられて います。詳しくは後日レポートを掲載しますのでそちらをご覧ください。 漢江はやはり大河なので、整備の規模も大きく、広い土地を有効に利用した土地利用計画が策定されていました。 お昼から、蘆原区にある整備中の河川に行きました。(タンビョンチョン) この河川は以前覆蓋化されていたものを開渠化したもので、清渓川と同じ道を歩んでいます。 この河川は、清渓川や呑川より幅が大きいため(清渓川も呑川より幅が大きい)高水敷といいますか、河原の部分が大きくと られています。河床はどこまで掘っても天然土壌ということでした。 午後遅くなってから、整備の終わった川を見に行きました。(ヤンジャェ川) 上手く多自然工法が採用されており、大変きれいな川でした。 一見昔からこのような川だったように錯覚しますが、マンションの前に見える護岸はコンクリートで、コンクリートの上に土を盛る ことによって木や草を植えています。 |
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左から、清渓川の余水吐、タンビョンチョンの余水吐、ヤンジャエ川の余水吐 | ||||||||||||||||||||||||||
当然のことながら、韓国も下水道完備であり、豪雨時用の余水吐というものが各河川に存在します。 中央(視察2カ所目)は比較的新しい団地の中にあるので、周囲の下水道は分流式であり、余水吐からは純粋な雨水しか流れ 込みません。その他は合流式のため汚水を含んだ雨水が豪雨時には越流してくるということです。 また清渓川以外は水源を持っているため、洪水に伴って土砂が流れ込むことになります。 清渓川では過去に1度、ヤンジャエ川では年に5〜6回ほど水が岸辺にあふれることがあるそうです。 当然、洪水後は汚くなるわけですが、その時は行政が清掃することによって、きれいにするそうです。 ソウル市は、それくらいお金をかけても、人が集まり、交流が活性化されるという河川機能が重要である、というスタンスで あることがこの姿勢からわかりました。 ソウル市も日本同様、財政状況はよくありません。日本より良くないのではないでしょうか。 その中でも河川整備を進めていくということは、どれだけ河川の機能を高く評価しているか、を示しています。 翻って日本は・・・と考えると、すべて大切だ、といってまんべんなく中途半端にやっているような気がします。 (自分もそうだと思いますが・・・(笑))政治的な決断力の違いでしょうか・・・ 河川については後日レポートを掲載します。 |
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