2008年7月12日、雨天時の呑川   2008年8月5日更新)


2008年7月12日、夏の研究に従事していたところ、空がゴロゴロ鳴ってきたので降雨レーダーを見ると、時間雨量60mmの雨雲が急接近しているではありませんか。そこでカメラを片手に近くの呑川(2級河川)まで豪雨の中走っていきました。地点は工大橋から300mほど下流に下ったところ。



15:20 呑川到着。雨が激しく川面を打ちつけていますが、水位は平水時のまま。
雨が降り始めてから10分以上経過しています。


15:24 しばらくすると、上流からごみ(木の葉など)が流れてきました(川面の白い点)。そしてその直後・・・



15:25〜15:26 途端に水位が上昇してきました。左から右の写真まで1分弱。



15:26 段波を確認。波高は目視で10〜20 cm程度。段波らしい段波はこの1回だけでした。
     (写真左:奥(上流)から手前(下流)に向かって)
     (写真右:手前(上流)から奥(下流)に向かって)


15:28 雨は止み、青空が顔を覗かせますが、水量は衰えません。
     (写真右は15:32に工大橋で撮影)


15:29 水位は約90cmで頭打ちとなりました。平水時と比べるとこんなに違います。

そして撮影から1時間後・・・


16:25 平水時程度の水位に戻りました。何事も無かったかのように。


都市河川は、水害から都市を守る重要な役割があります。
しかしながら、普段は穏やかな都市河川も、雨天時は一変して激流となり得ることを
皆さんの心にとめていただければと思います。            (撮影:稲垣、小田)