ls [-l -a etc..]:
ディレクトリの内容を表示させる
オプションとして、-lはファイルの属性、オーナー、サイズ、作成日時などを表示させる、-aは隠しファイル(.cshrcなど)を表示させるなど、ほかにも多数あり
例えば、
% ls
center01.jpg center01.sgi dumpster
% ls -a
. center01.jpg
.. center01.sgi
.cshrc dumpster
% ls -al
total 7327
drwxr-xr-x 4 yinoue user 512 Oct 24 20:05 .
drwxr-xr-x 174 root sys 2560 Oct 23 16:45 ..
-rw-r--r-- 1 yinoue user 627 Mar 31 1997 .cshrc
-rw-r--r-- 1 yinoue user 618 Mar 31 1997 .login
-rw-r--r-- 1 yinoue user 138823 Oct 24 20:01 center01.jpg
-rw-r--r-- 1 yinoue user 484164 Oct 24 18:46 center01.sgi
drwxr-xr-x 3 yinoue user 512 May 10 05:01 dumpster
cd [pass]:
カレントディレクトリを変更する
相対パス指定、絶対パス指定がある
パスを指定しなければ、自分がloginした場所に移動する
rootでloginしていれば、「cd」で「/」に移動する
例えば
% cd temp 現在いる位置から一階層下の「temp」に移動
% cd /ptmp/yinoue/ 現在いる位置に関係なく「/ptemp/yinoue」に移動
% cd 自分がloginした場所に移動
mkdir [新ディレクトリ名]:
ディレクトリを新たに作成する
絶対パスでの指定も可能
例えば、
% mkdir temp
rmdir [既存ディレクトリ名]:
空ディレクトリを対象として、指定されたディレクトリを消去する
例えば、
% rmdir temp
rm [-f -r etc..] [既存ファイル名 ]:
ファイルの削除を行う
ワイルドカードによる指定が可能
オプションとして、-fは強制削除(yes,noを問うUNIXに関して)、-rはディレクトリを指定して空でないディレクトリを削除することができる
例えば、
rm aho.f
rm -f aho.f
mv [既存ファイル名] [移動先のパス、ファイル名]:
ファイルの移動や、名前の変更を行う
パスの異なる移動先に対して、ファイル名の指定がなければ名前は変わらない
名前も変更させたいときはパスに続いてファイル名も指定する
% mv aho.f /ptmp/yinoue/ 名前変更なし
% mv aho.f /ptmp/yinoue/ahoaho.f ahoaho.fに名前を変更
単純にファイル名を変更させたいときは、パスの指定を省く
% mv aho.f ahoaho.f
% mv aho.f ./ahoaho.f でもたぶん同じだと思う
cp [既存ファイル名] [複写先のパス、ファイル名]:
ファイルのコピーを行う
mvと同様、ファイル名の指定がなければ名前は変わらない
% cp aho.f /ptmp/yinoue/ 名前変更なし
% cp aho.f /ptmp/yinoue/ahoaho.f ahoaho.fに名前を変更
more [ファイル名]:
text形式のファイルの内容を表示させる
スペースキーを押すごとに一画面ごと進む
'b'を押すと一画面戻る
途中でやめるときには'q'を押す
% more aho.f
head [-n 行数] [ファイル名]:
text形式のファイルの内容の先頭数行を表示させる
行数の指定も可能
% head -n 10 aho.f
tail [-n 行数] [ファイル名]:
text形式のファイルの内容の末尾数行を表示させる
行数の指定も可能
% tail -n 10 aho.f
grep ['検索文字列'] [対象ファイル]:
ふつう、複数のtextファイルの中から指定した文字列を含む行だけを表示させる時に用いる
ただし、いろいろとマニアックな使い方もある
検索文字列を''で囲むと、空白の指定も可能となる
% grep 'aho ' temp/*.f
compress [対象ファイル]:
複数のファイルを対象に圧縮する
ファイルはワイルドカードによる指定が可能
圧縮後のファイルには「.Z」という拡張子が付く
% compress aho.f (aho.f.Zが作成される)
※圧縮後のファイルはバイナリ形式になるので、ftpの時に注意!
uncompress [対象ファイル]:
compressで圧縮したファイルを解凍する
これもワイルドカードによる指定が可能
% uncompress aho.f.Z (aho.fが復元される)
tar [-c -x -v -f etc..] [新規作成ファイル] [対象ファイル]:
複数のファイルをひとまとめのバイナリファイルにする(圧縮はかからない)
または、ひとまとめにしたファイルを展開する
まとめる場合には、
% tar cvf aho.tar *.f (.fという拡張子のファイルをaho.tarにまとめる)
これを展開するには、
% tar xvf aho.tar
ここで示したオプション指定の場合、対象ファイルは消えないので、大容量のファイルをまとめる際には、空き容量に注意
lha [-c -x -v -f etc..] [新規作成ファイル] [対象ファイル]:
複数のファイルをlzh形式で圧縮してひとまとめにする
今のところ、周辺で対応しているのはcpusのみ
または、ひとまとめにしたファイルを展開・解凍する
まとめる場合には、
% lha cvf aho.lzh *.f (.fという拡張子のファイルをaho.lzhにまとめる)
これを展開するには、
% lha xvf aho.lzh
tarと同様ここで示したオプション指定の場合、対象ファイルは消えないので、大容量のファイルをまとめる際には、空き容量に注意
telnet [ホスト名(IPアドレス)]:
telnetプロトコルを使用して他のホストと通信する
一応、通信先のマシンでシェルと開いたときと同様の作業が可能
ただし、setenvなどで環境設定を行わないとウィンドを開くアプリケーションなどは使えない
ホストの指定は、ホスト名を打ってもよし、IPアドレスを打ってもよし
% telnet c90.cc.titech.ac.jp
% telnet 131.112.3.6(←c90.cc.titech.ac.jpに同じ)
経験上、IPアドレスを覚えてしまえばその方が速い
この後、login名、passwordを入力して完了
ftp [ホスト名(IPアドレス)]:
ファイル転送プロトコルを使用して他のホストと通信する
telnetが通信先のコンピュータ上で作業できるのに対して、ftpはファイルを送るか受け取るかという作業のみが可能
使用方法としては、まず通信先のホストにログインする
% ftp 131.112.3.6 (以下のメッセージはホストによって異なる)
Connected to c90.cc.titech.ac.jp.
220 c90 FTP server (Version 5.2 Fri Sep 7 14:09:58 CDT 1990) ready.
Remote system type is UNIX.
Using binary mode to transfer files.
Name (c90:yinoue): yinoue (ここでlogin名を打ち込む)
331 Password required for yinoue.
Password:(ここでpasswordを打ち込む)
230 User yinoue logged in.
ftp>
この状態になったら、転送先(元)ディレクトリに移動する
ftp> cd rams3b
250 CWD command successful.
次に、対象ファイルのアスキー・バイナリ形式を指定する
ftp> as アスキー(ascii)指定
ftp> bi バイナリ(binary)指定
転送する
ftp> get aho.f rams3bの下にあるaho.fをひっぱってくる
ftp> put aho.f rams3bの下にaho.fを置く
接続を切るには
ftp> by
man [コマンド名]:
マニュアルの表示
指定したコマンドに対してマニュアルを表示する
一般的には英語で書かれたマニュアルが表示されるが
c90に限って言えば、manの代わりにjmanで日本語マニュアルが読める
また、日本語対応化させた場合のcpusなら、manで日本語マニュアルが読める
% man ls
c90% jman ls
pwd:
自分が現在いるカレントディレクトリを絶対パスで表示させる
例えば
% pwd
/home/yinoue/
![任意の一文字]:
コマンドの繰り返し
指定した文字で始まるコマンドを過去に実行した場合、そのコマンドに対するショートカットとなる
例えば、過去に「f77 aho.f」を実行している場合、
% !f
と打つと、「f77 aho.f」が実行される
quota:
現在のアカウントのファイル容量をチェックできる
c90では,600MBの上限があるため,これをオーバーすると,新たにファイルを作成できなくなる