RAMSからSET*を算出するまでの手引き書

手順

POSTPROCESSORは基本的に自分のパソコンなどで行うこと。

準備1、ここのPOSTREVUのファイルやマニュアルを参照すること
準備2、Revuで出力する場合は、雛形にある26種類の変数を全てDumpoutすること
     Gridが複数ある場合は、面倒でもGrid別にDumpすること。全Gridを一度に
     Dumpoutしてはいけない。そのように作られていない。

Revuについては、
    !     Information for the background
      IGRID=2,      ! Grid number to plot (0 for all grids)
     ここでどのGridを出力するか指定(ここではgrid2)
      TVAR = '/F/28:52:1/',   ! Time specification
          Fileの28番目から52番目までを一つづつ(計25個)出力する、と言う意味。
     アナリシスファイルの番号とシミュレーション中の時間の関係を必ず自分でメモっておくこと。
Revu 周辺の情報についてはビギナーの皆さんで別途作って下さい。

準備3、落とす時間間隔やセット数に特に制限はない。

1,Revuにより数時間分の出力ファイル(ここではRRR1)を生成する。
  スパコン上のカレントディレクトリにこのファイルが生成される。
    RRR1にはREVU_INに後処理に必要なほとんどのファイルがdumpoutされているので
  これさえ保存しておけば、大丈夫。これはMOなどに必ず保存しておくこと。
  例では、
  1998/8/9   0時から 1998/8/10   0時まで、一時間おきのデータが25個格納されている。
2,revu-pek.fは、AVS, SET, TRANSFORMなど各種アプリケーションのためのファイル形式を生成するソフトである。スパコンに転送する前に以上のことを確認する。
  (1) MMAX, IMAX,JMAX を一括変換して、自分の出力したGridに合わせること
  (2) 読み込み変数がREVUとDUMPOUTと一致しているか確認すること。一致していなければ、新たな配列変数宣言を行い、READを付加するなどの処置を行う。
  (3) READ及びWRITEのFILE NAMEを確認せよ
  (4) 現在(2000.7.28)、標高補正はサブルーチンMODHEIGHTで行われるが、RAMSではLouis法を使っているので若干のテクニックが必要である。Z0,TsをRevuからdumpoutし、もう一度MOSにのっとってU*,T*から再計算させ、それから高度補正を行う。プログラムは現在このモードになっている。MOSKATSUでU*,T*,R*を再計算させているわけである。このプログラムは神田がコーディングしたので使用者は特に意識する必要はない。
  (5) 欲しい高度Z1、計算の最下層格子高度Z2を忘れずにサブルーチンMODHEIGHTの中で書き換えること。
  (6) AVSに必要な出力変数も確認しておくこと。必要ならば自分で付け足すこと。
  (7) スパコン上でrevu-pek.fをさせるには以下のようにする。
     ・ revu-pek.fを転送する
     ・ f90 revupek.fと打ち込んででコンパイルする。するとa.out*なる実行ファイルが生成される。
     ・ qsub jobaと打ち込んでjobを投入。Jobaは自分のパス用に書き換えておくこと。
     ・ 後は待っていれば、必要なファイルが出力される。
3, 例えばGROUNDというようなファイルがD:rams-pekに生成される。
  このファイルをSET*算出のため, E:Tmrtに移動させること
4, E:tmrt に移動し、まずはTmrt5.fをRUNさせる。注意点は下記のメモ参照。
  Tmrt5.fについては、NMAXには先のMMAXを、IMAXには先のIMAX*JMAXを代入すること。
  現在、revu-pek.fではUminは0.1(m.s)に設定されている
  tmrt5.fでは  Uminは0.5(m/s)に設定されている。
5, E:set-pek.fを引き続きRunさせる。その際、IMAXには先のMMAXxIMAXxJMAXを代入すること。

「猿でもわかる使い方マニュアル Tmrt4.f 編」

(1) Parameter文のNMAX,IMAXを自分用に書きかける

NMAX 時間方向のデータ数
  例えば、1時間に1回、24時間分有れば NMAX=24
IMAX  一つの時刻における放射データのデータ数
  例えば、30x 40 メッシュ地点の全データならば IMAX = 1200

(2) サブルーチンCONSTANTで計算対象日の日時を書き換えること

C EIDO   緯度
C EKEIDO 経度
C TM     標準時
C ETOSHI 西暦
C DAYJUL ジュリアン日(1/1からの通年積算日のこと)
      EIDO  = 35.0
      EKEIDO= 135.0
      ETOSHI= 1998
      DAYJUL= 150

(3) 放射4成分の入力書式は、Constantを参照に作ること。

具体的には、以下のようにループを回す。
     DO 200 N = 1,NMAX
     DO 200 I = 1,IMAX
     READ(10,*) RSDN(N,I),RSUP(N,I),RLDN(N,I),RLUP(N,I)
200  CONTINUE

(4) Tmrt以外の出力(放射性文の内訳など)が欲しい場合は、OUTDATAに追加せよ。

以上。