アメダス10分値データ(CSV形式)マニュアル
もくじ
@ 所有データ
2000年1月〜6月 CD1枚
A AMEDAS読み出しQuickマニュアル
01/06/18 KANDA
プログラム amedas.f
次に続く人は最期の注意点を読んでバージョンアップしてくれ!
(1)ソフトの中の変数は以下の物理量に対応している。
JHM----時間
MMAX--24時間*6(10分間隔)
NMAX---該当する月のデータ地点数
KMAX---該当する月の日数
IR---降水量
IT----気温
ID---風向
IW---風速
IS---日照時間
ISN---積雪深
ISND----積雪深差
ただし、OUTPUT用の1時間物理量のデータとして以下の変数が用意されている。
DATAU 風速
DATAV 風向
DATAT 気温
DATAR 湿度
(2)とりあえずどこを書き換えればよいのか??
(a) NMAX 使用する月のidxファイルの中身を覗いてエディターで何行有るか確かめる。
その行数をNMAXとすること
(b) KMAX これは月の日数なので、解析する月に応じて変えること
(c ) ファイル名 これは適宜変えて下さい。
以上でとりあえずデータを読み込んでくれるはずです。
(d) 日本全国のデータが必要ないときは、Windowである範囲の領域に存在するデータだけ
切り出せます。これはWindowの南西端と北東端の緯度経度を代入することによって
可能です。例えばRAMSの切り出し範囲がわかっているときなど便利です。
LATSW
LONSW
LATNE
LONNE
例えば、5時の気温は、4時〜5時までの6つの10分値データの平均値が採用されている。
(e) この部分はデータの切り出し範囲(時間)に対応している
例えば、5日の21時から6日の21時までデータが欲しい場合は、
以下のように設定する。非常に簡単ですね。
IDYSTA = 5 ! START- DAY
IDYEND = 6 ! END - DAY
MHRSTA = 21 ! START- TIME
MHREND = 21 ! END - TIME
(3)今後の改良に向けて
このプログラムは汎用性という観点からすると非常に問題が大きい。
以下、注意点を記すので、次に使う人は是非改良して下さい。
(a) 現在は、前1時間の全平均を取って、正時の物理量としている。注意!!
実際のAMEDASは正時の前10分間値が使用されるから、FLAGで選択で出来るようにして下さい。
(b) AMEDASの種別で降雨しか観測していないこところでも、0で初期化されているために、あたかも風速や風向データが有るかのような状態になってしまう!!これはいけない。少なくとも99か999が入るようにしておかないと…..。
(c) ピンポイントで欲しいときのために、地点番号を入力する形式を作ると良いでしょう。
B データフォーマット
データファイルは月毎に別のディレクトリに格納されており,
月別地点別にファイルが作られている.
ファイル名は AA411121.CSV のようになっている.
最初のAは全てのファイルに共通
次のAは西暦年を示しAは2000年を表す
対応年 y
1994年...4
1995年...5
.........
1999年...9
2000年...A
2001年...B
.........
次の4は月を示し,対応は次の通り。
対応月 m
1月...1
2月...2
......
10月...A
11月...B
12月...C
最後の5桁は地点番号を示す.
ファイルの中身は,各日毎に次のようなヘッダがあり,
11016,3, 0, 4, 1,
地点番号,種別,年,月,日 である.
ここで種別番号との対応は下記のとおりである.
1:降水量
3:降水量,気温,風向・風速
4:降水量,気温,風向・風速,日照時間
9:積雪深,積雪深差
その次からデータが入っている.
1,0,3,4,5,
2,0,2,4,5,
3,0,2,4,6,
4,0,2,4,6,
5,0,2,4,6,
10,0,4,4,6,
11,0,5,4,4,
・・・・
観測時分,降水量,気温,風向,風速
・データの単位
降水量 :0.1mm(観測は0.5mm単位、記録値は0,5,10と5の倍数)
気温 :0.1゚C
風向 :16方位
風速 :1m/s
日照時間:1分(記録値は0,2,4,6,8,10分のいずれか)
積雪深 :1cm
積雪深差:1cm(前10分の積雪深計メーター値と当時間の同メーター値との差)
詳しくは,F_AMD10.html(CD添付の解説書)を見て下さい.
C アメダスとは?(CD添付の解説書より)
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地域気象観測についての解説
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アメダスによる観測は,昭和49年11月1日から開始され,全国の約1300地点で行っています。
観測されている要素には降水量,風向・風速,気温,日照時間及び積雪の深さがあります。
観測によって得られたデータは,気象衛星や気象レーダー等のデータと共に気象災害による被害の防止・軽減のために必要な,
きめ細かな予報・警報の的確な発表等のために利用されています。
更に,蓄積された資料に基づく統計値は,それぞれの地域の気象の統計値として様々な分野で広く利用されています。
1.アメダスの観測値について
アメダス観測値の取り扱いについて概略を説明しますが,さらに詳しく知りたい場合は「気象測器取扱指針」等を参照して下さい。
(1) 降水量
降水量は,0.5mmを単位として連続的に積算し,その前1時間差を1時間値として用いています。
ただし,統計では1mm単位で取り扱っています。
(2) 風向
風向は,正時前10分間の平均風向を正時の値として「01〜16(方位)」で表しています。(01:NNE,02:NE 〜 15:NNW,16:N)
ただし,その時の平均風速が1m/s未満の場合は風向値を「00(静穏)」としています。
(3) 風速
風速は,正時前10分間の平均風速を1m/s単位で表しています。
(4) 気温
気温は,正時の値を0.1℃単位で表しています。
(5) 日照時間
日照時間は,太陽電池式日照計または回転式日照計による観測値で,0.1時間(h)単位で表しています。
2. アメダスデータの統計について
統計の基準は次の通りです。
(1)時別値
時別値は,日別値など統計値を求める際の基礎データとなります。
時別値を求める要素には,降水量,風向・風速,気温及び日照時間があります。
このうち,降水量,日照時間については積算値(メーター値)から求め,風向・風速,気温は正時の観測値から求めています。
(2) 日別値
日別値には,日合計値,日平均値,日の極値を求めています。
日合計値を求める要素には降水量,日照時間が,日平均値を求める要素には風速,気温があります。
また,極値として最大1時間降水量,最大風速,気温の最高・最低を求めています。
D ○徳情報
下のホームページで,全国のアメダスデータをリアルタイムで確認でき,過去のデータも閲覧できます.
ただし有料契約していないので,データのダウンロードはできません.
http://210.191.207.82/mwmamedas.html