| English |
品詞 |
日本語 |
説明 |
| A |
| absorption |
N | 吸収 |
放射現象で入射した電磁波は一部が反射され、残りが吸収される。 |
| active scalar |
N | アクティブスカラー |
方向性を持たないが、それ自身で運動を生じる状態量。熱が相当し、大気不安定のときは場に風がなくても対流が生じる。⇔ パッシブスカラー |
| adiabatic |
A | 断熱的な |
ある気塊に対して熱のやり取りを行わないこと。 |
| adiabatic process |
A | 断熱過程 |
ある気塊に対して熱のやり取りを行わない過程。 |
| adiabatic lapse rate |
N | 断熱減率 |
気塊を断熱的に単位高さ持ち上げたときのその気塊の温度の減分。 |
| advection |
N | 移流 |
対象としているところでの変化でなく、対象としているところの外から影響が流れてくること。 |
| air |
N | 空気 |
--- |
| air density |
N | 空気密度 |
--- |
| albedo |
N | 反射率、アルベド |
下向き短波放射に対する上向き短波放射の割合。 |
| American Meteorological Society (AMS) |
N | アメリカ気象学会 |
--- |
| amplitude |
N | 振幅 |
平均風速からのずれをさすのによく使う。 |
| anabatic wind |
N | 斜面上昇流 |
山谷風で日の出後に盆地から山に吹く風。cf. 山谷風、⇔ 斜面下降流 |
| anthropogenic heat |
N | 人工排熱 |
冷暖房の使用や自動車利用に伴い、発生する熱。都市のように人口過密地帯では気象に影響を与えると考えられている。 |
| anthropogenic vapor |
N | 人工水蒸気 |
水冷式冷房の使用や自動車利用に伴い、発生する水蒸気。水蒸気は降雨など気候に大きな影響を与えるため、人工的に発生する水蒸気の影響も小さくない。 |
| Atmos |
N | アトモス |
神田研のファイルサーバの一つ。OSはRed Hat Linux 8.0。 |
| atmosphere |
N | 大気、気圏 |
--- |
| atmospheric boundary layer |
N | 大気境界層 |
対流圏の中で地表面に近い層。ずっと高いところの風速は高さによらず一定だが、地表面は風速ゼロの境界条件なので、地表面近くでは強い風速勾配が発生する。大気の構造参照。 |
|
N | |
--- |
| B |
| backscatter |
N | 後方散乱 |
光や電波が物体に当たって進行方向と逆向きに散乱すること。レーダーはこれを原理としている。 |
| basin |
N | 盆地 |
--- |
| bio-meteorology |
N | 生気象学 |
--- |
| boundary layer |
N | 境界層 |
平板などの上で大きな速度勾配を持つ層。平板表面では流速ゼロ、境界層より上では流速は高さ方向に一定となる。温度勾配であれば熱境界層、濃度勾配であれば濃度境界層と呼ぶ。 |
| Boundary Layer Meteorology (BLM) |
N | --- |
国際学会誌の一つ。卒論・修論の成果をよく出す。 |
| bulk Richardson number |
N | バルク・リチャードソン数 |
大気の安定度を示す無次元数。地表面と代表高さの間全体の安定度を示す。Rb = (gz/T) × (θ - θs)/U2(g:重力加速度、z:代表高さ、T:温度、θ:代表高さの温位、θs:地表面の温位) cf. リチャードソン数、フラックス・リチャードソン数 |
| bulk transfer coefficient |
N | バルク輸送係数 |
異なる高さの2点でのパラメータとその2点間の平均水平風速から、フラックス量を推定する方法(バルク法)で必要になる係数。"bulk"は大部分とか大半という意味。 |
| buoyancy |
N | 浮力 |
流体塊の密度が異なるために働く力。上向きを正の浮力、下向きを負の浮力という。 |
|
N | |
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| C |
| calibration |
N | 較正、キャリブレーション |
測定機器が正しい値を示すように機器あるいはデータを直すこと。 |
| canopy layer |
N | キャノピー層 |
地表面上の建物・樹木の高さより低い層。モニン-オブコフ相似則が成り立たない。大気の構造参照。なお、むりやり「天蓋層」とは訳さない。cf. 都市キャノピー層、植生キャノピー層 |
| capping inversion |
N | 逆転層 |
inversionと同じ。 |
| catchment |
N | 集水域 |
--- |
| ceilometer |
N | シーロメーター |
上方に電波を放射して帰ってくるまでの時間から雲底の高さを知るための機械。 |
| Clausius-Clapeyron equation |
N | クラペイロン-クラウジウスの式 |
飽和水蒸気圧の理論式。二相間が平衡であるとき、化学ポテンシャルが等しいことから導く。導出過程:clap-clau_eq.pdf[PDF] |
| climate |
N | 気候 |
--- |
| climatology |
N | 気候学 |
--- |
| closed cell |
N | 閉細胞、クローズドセル |
中心に上昇気流の領域があり、それを囲むように下降流域があるパターン。水蒸気の影響がないと発生しないらしい。 |
| cloud |
N | 雲 |
--- |
| cold-air pool |
N | 冷気湖 |
夜の盆地などに形成される冷たい空気の安定層。cf. 山谷風 |
| computation fluid dynamics (CFD) |
N | 数値流体力学 |
流体の現象を数値計算で解く学問。単にNavier-Stokes方程式を解くと言ってもMAC法とか渦度流れ関数法とかがある。研究としては乱流をパラメータ化して解くLESや、構造物の動きと周囲の流体の流れの連成運動を数値計算で解くなどがある。 |
| concentration |
N | 濃度 |
辞書引くと最初に「集中」と出るが、「濃度」と訳すとしっくり来ることが多い。 |
| condensation |
N | 凝結 |
--- |
| constant flux layer |
N | コンスタントフラックス層 |
接地層の中でフラックスが鉛直方向に変わらない層。モニン-オブコフ相似則が成り立つ。大気の構造参照。 |
| convective boundary layer |
N | 対流境界層 |
大気境界層のこと。対流圏の中でも、対流が強いからこう呼ぶのだと思う。 |
| convective mixed layer |
N | 対流混合層 |
混合層のこと。 |
| conduction |
N | 伝導 |
--- |
| convection |
N | 対流 |
--- |
| convergence |
N | 収束 |
風が集まってくること。上昇流が起きやすい。⇔ divergence |
| convergence line |
N | 収束線 |
線状になった収束域のこと。 |
|
N | |
--- |
| D |
| Degital Elevation Model (DEM) |
N | 数値標高モデル |
デジタル化された地形図のこと。 |
| dense |
A | 濃い、密な |
植物の群生について使う。⇔ sparse |
| dew |
N | 露 |
--- |
| diffusion |
N | 拡散 |
分子拡散や乱流拡散を含めた拡散。 |
| dimensionless height |
N | 無次元高度 |
高さzをモニン-オブコフ長さLで割った高度。大気安定度の指標として使われることもある。ζ = z/L |
| dimensionless shear function |
N | 無次元シアー関数 |
非中立時の運動量、熱、物質などの各フラックスと鉛直分布の関係を知るために導入された関数。 |
| direct numerical simulation (DNS) |
N | 直接数値計算 |
最小の乱流渦まで直接計算する流体力学の数値解析法。cf. LES |
| dispersion |
N | 分散 |
単に拡散現象をさす場合もあるし、河川の深さ方向の物質拡散などをさすこともある。 |
| displacement height |
N | ゼロ面変位 |
障害物のある地表面上で風速の鉛直分布を考えたときに、修正した地表面の高さ。 |
| dissipation |
N | 逸散 |
乱流の渦スケールが小さくなり、熱エネルギーに変化すること。cf. 乱流スペクトル |
| diurnal |
A | 一日の、昼間の |
--- |
| divergence |
N | 発散 |
上昇流を探す際、Div = du/dx + dv/dyとして使われることもある。⇔ convergence |
| dominant |
A | 支配的な、卓越した |
スペクトル見るときにある周波数をさしてよく使う言葉。「卓越している」というとなんとなく専門家っぽい。 |
| doppler sonic radar (SODAR) |
N | ソーダー |
音波を用いたレーダー。 |
| drag coefficient |
N | 抵抗係数 |
風速と風のシアーの強さを関係づける係数。τ=CDU2 |
| drainage network |
N | 下水道 |
--- |
| dry |
A | 乾いた |
--- |
| dry adiabatic lapse rate |
N | 乾燥断熱減率 |
水蒸気が飽和していない空気塊が断熱的に単位高さ上昇するときの気塊の温度の減分。 |
| E |
| east |
N | 東面 |
都市キャノピーの東側。 |
| eddy |
N | 渦 |
--- |
| eddy correlation method |
N | 渦相関法 |
鉛直風速の乱れと水平風速、気温、水蒸気の乱れからフラックスを測る方法。10Hzほどでデータをとれる計測器が必要になる。 |
| ejection |
N | イジェクション |
水平風速と鉛直風速などの相関図(4象限解析)でキャノピー層から出て行く流れ。⇔ sweep |
| Ekman layer |
N | エクマン層 |
風が地表面摩擦の影響を受ける層。 |
| Ekman spiral |
N | エクマンらせん |
風は地表面摩擦を受けて鉛直方向に風向が回転するので、そのらせんのこと。 |
| electric balance |
N | 電子天秤 |
連続的に重量を測る天秤。地表面の物体が水蒸気を失っていくのを測り、潜熱量を推定するのに用いる。 |
| emissivity |
N | 射出率 |
黒体と実際の物体との放射量の比。 |
| emit |
V | 排出する |
--- |
| energy residual method |
N | エネルギー残差法、エネルギー収支法 |
晴天日の続く日を選んで潜熱ゼロを仮定し、放射収支と地中熱伝導から顕熱を推定する方法。 |
| ensemble average |
N | アンサンブル平均 |
(1)平均的な日変動などを見るために一連のデータを各時刻(0時,1時,2時,...)で平均すること。(2)乱流統計量を知るため、30分程度で平均すること。あんまり平均時間が短いと乱れが目立って平均にならないし、長いと日周期なども乱れとして扱うことになってしまう。 |
| entrainment |
N | 連行、巻き込み |
地表面から上昇して来たサーマルなどが自由大気と混ざること。 |
| entrainment zone |
N | 連行層、エントレインメントゾーン |
大気境界層内で上部に位置する層。地表面から上昇して来たサーマルなどが自由大気と混ざる層。大気の構造参照。 |
| equation of state |
N | 状態方程式 |
気体の圧力、体積、温度の関係を示した式。 |
| evaporation |
N | 蒸発(量) |
--- |
| evapotranspiration |
N | 蒸発散(量) |
蒸発と蒸散を合わせた言葉。 |
| explicit |
A | 明白な、陽的な |
ある数式でa = (aを含まない式)で表現できることをさすときがある。⇔ 陰的な |
|
N | |
--- |
| F |
| fetch |
N | フェッチ |
内部境界層が発達するまでの水平距離。 |
| the first law of thermodynamics |
N | 熱力学の第一法則 |
ある気塊に与えた熱量はその気体の内部エネルギーと体積変化(仕事)に使われるという法則。 |
| fish eye lense |
N | 魚眼レンズ |
見ている方向の半球全体を捉えるレンズ。地表面に真上に向けて置くと真上から地平線全体まで見ることができる。魚はこういう風に世界を見ているからそういう名前がついているらしい。cf. 天空率, 形態係数 |
| floor |
N | 床、床面 |
都市キャノピーの床。 |
| forcing |
N | 強制力、フォーシング |
系の状態を左右する原因となる何らかのパラメータ。日射とか。 |
| force-restore method |
N | 強制復元法、FR法 |
熱伝導方程式を解かずに土壌温度を簡単に見積もる数値解析の方法。 |
| Fortran |
N | フォートラン |
プログラミング言語の一つ。神田研で最もよく使われるプログラミング言語。コンパイラにはGNU Fortran(g77), Salford FTN77, Compaq Visual Fortran, Intel Fortran Compiler(ifc)を使う。 |
| free atmosphere |
N | 自由大気 |
大気境界層の上にある層。大気境界層に比べて乱れが少ない。大気の構造参照。 |
| friction |
N | 摩擦 |
--- |
| friction velocity |
N | 摩擦速度 |
風のシアーの強さの指標。u*2=τ/ρで定義される。 |
| friction temperature |
N | 摩擦温度 |
顕熱に関するシアー関数を定義するとき、無次元化のために導入される基準となる温度。 |
| front |
N | 前線 |
--- |
| frontal area index |
N | フロンタルエリアインデックス |
単位水平面あたりの鉛直面の面積。 |
| frost |
N | 霜 |
--- |
| flux |
N | フラックス |
単位断面積を単位時間あたりに通過する量。 |
| flux Richardson number |
N | フラックス・リチャードソン数 |
大気の安定度を示す無次元数。Rf = ζ / Φ M (ζ:無次元高度、Φ M:風速勾配の普遍関数) cf. リチャードソン数、バルク・リチャードソン数 |
|
N | |
--- |
| G |
| Geographical Information System |
N | 地理情報システム |
土地利用や建物についての詳細なデジタル地図、もしくはそれを利用したシステム。 |
| geostrophic wind |
N | 地衡風 |
気圧傾度力とコリオリ力が釣り合った風。 |
| global |
A | 全球の |
地球規模のスケール。 |
| General Circulation Model (GCM) |
N | 大気大循環モデル |
全球の気象モデルのこと。 |
| gradient |
N | 勾配 |
--- |
| gradient Richardson number |
N | グラディエント・リチャードソン数 |
リチャードソン数に同じ。 |
| gravity wave |
N | 重力波 |
密度の異なる2層間で重力と浮力によって起こる界面波のこと。決して相対論の話ではない。cf. mountain wave |
| ground flux |
N | 地中熱伝導 |
地表面から地中に抜けていく熱フラックス。cf. 熱収支 |
| ground water |
N | 地下水 |
--- |
|
N | |
--- |
| H |
| heat balance |
N | 熱収支 |
地表面において正味放射、顕熱、潜熱、地中熱伝導、熱の貯留の5項目が釣りあうこと。 |
| heat capacity |
N | 熱容量 |
ある物質の温度を単位温度差上げるのに必要な単位体積あたりの熱量。 |
| heat conduction |
N | 熱伝導 |
熱の伝わり方の一つ。分子粘性によって伝わる。 |
| heat convection |
N | 熱対流 |
熱の伝わり方の一つ。対流によって温度の高い流体が移動する。 |
| heat plate |
N | 熱流板 |
ある断面を通過する熱量を測るための装置。板の両端の電圧差を用いるらしい。 |
| high pressure |
N | 高気圧 |
⇔ 低気圧 |
| homogeneous |
A | 均質な、一様な |
⇔ inhomogeneous |
| horizontal |
A | 水平方向の |
⇔ vertical |
| hot spot |
N | ホットスポット |
地表面で他より温かいところ。サーマルがたちやすい。 |
| humidity |
N | 湿気、湿度 |
--- |
| hydraulics |
N | 水理学 |
--- |
| hydrology |
N | 水文学 |
水の様態を調べる学問。「文」は文学の意味ではなく、模様という意味。天文学と一緒。具体的には地表面の水収支や流出解析を扱う。 |
| hydrosphere |
N | 水圏 |
--- |
| hydrostatic approximation |
N | 静水圧近似 |
その点より上方で運動がなく、その空気塊の上面と下面にかかる圧力の差がその空気塊にかかる重力と等しいとする仮定。dp/dz = -ρg |
| hydrostatic equilibrium |
N | 静水圧平衡 |
その点より上方で運動がなく、その空気塊の上面と下面にかかる圧力の差がその空気塊にかかる重力と等しい状態。dp/dz = -ρg |
|
N | |
--- |
| I |
| imbalance |
N | インバランス |
点計測から渦相関法によって得たフラックス値と場の平均値の差。 |
| imbalance problem |
N | インバランス問題 |
点計測から渦相関法によって得たフラックス値と場の平均値が一致していない問題。乱れでなくサーマルのような局地循環に伴う輸送のためらしい。 |
| inhomogeneous |
A | 非一様の、不均一の |
⇔ homogeneous |
| impervious |
A | 不透水の |
--- |
| implicit |
A | 陰的な |
ある数式で代数的にa = (aを含まない式)で表現できないこと。繰り返し計算で解くかグラフ上で線を引いて図式的に解く。キャノピー上の風速分布における摩擦速度、粗度長さ、ゼロ面変位など。⇔ 陽的な |
| infrared |
A | 赤外線の |
eに第一アクセントがくるので注意。 |
| inertia |
N | 慣性 |
その状態をとどめようとする性質。 |
| inertial |
A | 慣性の |
--- |
| inertial subrange |
N | 慣性小領域 |
乱流渦の大きさで大きな渦から小さな渦へとエネルギーを渡していく領域。スペクトルの傾きは-5/3乗となっている(コルモゴロフの-5/3乗則)。cf. 乱流スペクトル |
| inflection point |
N | 変曲点 |
風速の鉛直分布で変曲点があると、そこでシアーが最大になる。といっても変曲点不安定とシアー最大はどちらが原因でどちらが結果というわけではないらしい。 |
| input variable |
N | 入力変数 |
数値計算で入力する変数。時刻とか。 |
| intensity |
N | 強さ、強度 |
--- |
| internal boundary layer |
N | 内部境界層 |
接地境界層でも都市キャノピーと裸地では境界層の高さが異なってくる。それぞれの範囲での境界層のこと。 |
| International Association for Urban Climate (IAUC) |
N | 国際都市気候学会 |
--- |
| International Conferences on Urban Climate (ICUC) |
N | 国際都市気候学会 |
数年に1度開かれる学会。最近はポーランドのICUC-5。 |
| Introduction to Boundary Layer Meteorology |
N | 大気境界層入門 |
2001年ごろから2004年度まで輪講で読んでいた本。R.B.Stull著。 |
| inversion |
N | 逆転層 |
温度勾配が正の層。強安定で層の上下のやり取りがほとんどない。capping inversionとも。 |
| isotropic reflection |
N | 等方反射 |
入射角によらず、全方向に反射すること。cf. mirror reflection |
| iteration |
N | 繰り返し、反復計算 |
--- |
|
N | |
--- |
| J |
| Journal of Applied Meteorology (JAM) |
N | ジャム |
無理やり訳すと「応用気象学誌」か。普通、ジャムと呼ばれる。輪講の参考文献によく登場する。 |
| K |
| katabatic wind |
N | 斜面下降流 |
山谷風で日没後に山から盆地に吹く風。cf. 山谷風、⇔斜面上昇流 |
| kinematic |
A | 運動学的な |
(スカラー量)×(速度)で表される単位。熱なら[K m s-1]とか。 |
| Kolmogorov's energy spectrum |
N | コルモゴロフの-5/3乗則 |
乱流スペクトルで慣性小領域の傾きは-5/3乗になるという法則。次元解析により求めている。 |
| L |
| laminar flow |
N | 層流 |
乱れがない流れ。インクを流してもほとんど拡散しない。レイノルズ数が臨界レイノルズ数に達していないときの流れ。⇔ 乱流 |
| land surface parameter |
N | 地表面パラメータ |
数値計算で設定するべき地表面の特徴を示した変数。アルベドとか。 |
| landuse |
N | 土地利用 |
--- |
| large eddy simulation (LES) |
N | エルイーエス |
あるサイズ(サブグリッドスケール)以下の乱流をパラメータ化して解く流体の数値解析法。cf. DNS |
| leaf area index (LAI) |
N | 葉面積指数 |
単位体積あたりの葉面積を高さ方向に積分し、無次元化したもの。中緯度帯で6くらい、熱帯雨林で12-15くらい。cf. leaf area density |
| leaf area density (LAD) |
N | 葉面積密度 |
単位体積あたりの葉面積。cf. leaf area index |
| latent heat |
N | 潜熱 |
液体の蒸発、気体の凝結に起因する熱。温度変化を伴わない。cf. 熱収支、⇔ 顕熱 |
| latent heat release |
N | 潜熱解放 |
ある空気塊が上昇したとき水蒸気が凝結し潜熱を出すこと。 |
| light detection and ranging (LIDAR) |
N | ライダー |
光・レーザーを用いたレーダー。 |
| local |
A | 局所的な |
場全体によるものでなく、その場所での、という意味。⇔ 総観場の |
| local circulation |
N | 局地循環 |
海陸風や山谷風など。 |
| logger |
N | ロガー |
観測データを記録する装置。 |
| log law |
N | 対数則 |
中立時の風、温位、水蒸気量の鉛直プロファイルの理論解。といってもプラントルの仮定などを含んでいる。 |
| longwave radiation |
N | 長波放射 |
地球表面(雲含む)起因の放射。⇔ 短波放射 |
| low pressure |
N | 低気圧 |
⇔ 高気圧 |
|
N | |
--- |
| M |
| mean wind |
N | 平均風 |
場全体に流れている風。乱れを考えない風。 |
| mesoscale |
N,A | メソスケール(の)、中規模(の) |
微気象より大きく、全球より小さい範囲をさす。 |
| Meteor |
N | メテオロ |
神田研のファイルサーバの一つ。最近使われてない。 |
| meteorology |
N | 気象学 |
気象を扱う学問。 |
| micro layer |
N | マイクロレイヤー |
地表面1cmほどの粘性の卓越した層。温度などの強い勾配がある。例えば夏の日のアスファルト表面など。 |
| micrometeorology |
N | 微気象学 |
葉面の境界層とかcmオーダー以下を扱う気象学。 |
| mirror reflection |
N | 鏡の反射 |
入射角と反射角が等しいように幾何的に反射すること。cf. isotropic reflection |
| mixed layer |
N | 混合層、対流混合層 |
大気境界層内の真ん中に位置する。乱流が発達し、温位プロファイルが一定になる。大気の構造参照。 |
| mixing |
N | 混合 |
乱流による混合をさすことが多い。 |
| mixing ratio |
N | 混合比 |
乾燥空気の密度に対する水蒸気の密度の比。 |
| moist |
A | 湿った |
--- |
| moisture |
N | 水蒸気 |
--- |
| MM5 |
N | エムエムファイブ |
メソスケール気象の非静水圧モデル。 |
| molecular |
A | 分子の、分子粘性の |
分子そのものの動きによる効果をさす。乱流拡散に比べて拡散の度合いが非常に小さく、粘性が高い。cf. turbulent |
| molecular diffusion |
N | 分子拡散 |
分子そのものの動きによって拡散すること。大気中では乱流拡散に比べてずっと小さい。cf. 乱流拡散 |
| momentum |
N | 運動量 |
剛体の力学だと(質量)×(速度)だが、流体では(密度)×(速度)となる。ρuとか。 |
| Monin-Obukhov length |
N | モニン-オブコフ長さ |
モニン-オブコフ相似則において無次元高度を導入する際に導入される長さの代表スケール。摩擦u*、顕熱-u*T*=H/cpρ、浮力g/Tを用いて長さの次元にしたもの。L=u*2/(k (g/T) T*)。L>0のとき安定、L=0のとき中立、L<0のとき不安定。 |
| Monin-Obukhov similarity (MOS) |
N | モニン-オブコフ相似則 |
非中立時の運動量、熱、物質などの各種鉛直分布がフラックスによって支配されているという考え方に基づく法則。風速や温度の代表スケールとして摩擦速度や摩擦温度を導入し、無次元シアー関数を定義した上で、これを無次元高度の関数とした。次元解析的に求めており、無次元パラメータで式ができているので「相似則」なのだと思う。
|
| mountain wave |
N | 山岳波 |
温度成層が山にかかっているときに風下側にできる重力波の一つ。 |
| mountain wind |
N | 山谷風 |
盆地と山との間で吹く風。日の出後は斜面上昇流が、日没後は斜面下降流が生じる。 |
| multi-reflection |
N | 多重反射 |
光や電磁波が複数の壁に当たってはねかえること。はねかえる回数が多いためエネルギーの吸収量が多い。 |
|
N | |
--- |
| N |
| Navier Stokes equation |
N | ナヴィエ-ストークスの式 |
流体力学の基礎方程式。応力と変形速度が比例関係にあるNewton流体について成り立つ。 |
| neglect |
V | 無視する、ゼロとみなす |
「ネグレクトする」を略し「ネグる」とも。 |
| net radiation |
N | 正味放射 |
短波放射量と長波放射量の総和。cf. 熱収支 |
| neutral |
A | 中立な |
温位の鉛直勾配がゼロのときこと。 |
| nocturnal cooling |
N | 夜間冷却 |
夜間に地表面が長波放射を行い、地表面温度が下がること。cf. 放射冷却 |
| nocturnal stable layer |
N | 夜間安定層 |
夜の地表面近くの安定層。 |
| north |
N | 北面 |
都市キャノピーの北側。 |
| Normalized Difference Vegetation Index (NDVI) |
N | 植生指標 |
近赤外画像のデータと可視画像の赤のデータから植生がどのくらいあるかを示す指標。 |
| Nusselt number |
N | ヌセルト数 |
熱伝導で運ばれる熱量と熱対流で運ばれる熱量の比を示した無次元数。1より大きいと熱対流が発生している。Nu = (h L) / a(h:単位面積を横切る熱伝達率、L:代表長さ、a:温度の分子拡散係数) |
| O |
| oasis effect |
N | オアシス効果 |
冷たく湿った地表面の上に暖かく乾いた空気が移流してくるときに、顕熱が下向き、潜熱が上向きになる現象。 |
| obstacle |
N | 障害物 |
地表面の植生や建物など。 |
| open cell |
N | 開細胞、オープンセル |
中心に下降気流の領域があり、それを囲むように網目状の上昇流域があるパターン。 |
| organized structure |
N | 組織構造 |
乱れがランダムでなく、サーマルのように組織になっている構造。 |
|
N | |
--- |
| P |
| PArallelized Large-Eddy Simulation (LES) Model (PALM) |
N | パルム |
Hannover Universityで開発された並列化LESモデル。インバランス問題の数値計算に使用している。「パーム」でなく「パルム」と呼ぶのはドイツ語だからだろうか。 |
| passive scalar |
N | パッシブスカラー |
方向性を持たず、それ自身で運動を生じないような状態量。水蒸気や二酸化炭素など。⇔. アクティブスカラー |
| photosynthesis |
N | 光合成 |
--- |
| plant physiology |
N | 植物生理学 |
温度や二酸化炭素濃度によって光合成の速度や気孔開度がどう変わるかなどを調べる学問。 |
| plume |
N | プルーム、プリューム |
空気塊が熱を持って生じる上昇流のうち、組織だっておらず小さいもの。 |
| pollution |
N | 汚染物質 |
--- |
| porous media |
N | 多孔体 |
植物キャノピー層では植生を多孔体とみなすことで各種プロファイルを求めることができる。 |
| potential temperature |
N | 温位 |
標準気圧(1000hPa)までその気塊を断熱変化させたときの温度。 |
| Prandtl number |
N | プラントル数 |
動粘性係数と温度の分子拡散係数の比。Pr = ν / a(ν:動粘性係数、a:温度の分子拡散係数)cf. シュミット数 |
| precipitation |
N | 降雨(量)、降雪(量) |
--- |
| probe |
N | センサー部 |
観測機器のうち何らかのパラメータを測る部分のこと。 |
| profile |
N | 鉛直分布 |
辞書ひくと「側面」とか「横顔」とか出てくるけど、「温位のプロファイル」などというときは「鉛直分布」と訳すのがしっくりくると思う。 |
|
N | |
--- |
| Q |
| quasi steady state |
N | 準定常状態 |
本当は定常ではないのだけれど、ほとんど定常状態とみなせる状態。 |
| R |
| radiation |
N | 放射 |
熱の伝わり方の一つ。電磁波として伝わる。cf. 長波放射、短波放射、反射、吸収 |
| radiation budget |
N | 放射収支 |
--- |
| radiative |
A | 放射の |
--- |
| radiative cooling |
N | 放射冷却 |
地表面が長波放射を行い、地表面温度が下がること。 |
| RAdio Detection And Ranging (RADAR) |
N | レーダー |
電波を放射し、目標に当たって返って来るまでの時間から水蒸気などの空間分布を知る方法。cf. ライダー、ソーダー |
| Rayleigh number |
N | レイリー数 |
対流の起こりやすさを示す無次元数。限界レイリー数を越えると対流が始まる。Ra = (α g ΔT d3)/(ν a) (α:体積膨張係数、g:重力加速度、ΔT:上面と下面の温度差、d:上面と下面の間の高さ、ν:動粘性係数、a:温度の分子拡散係数) |
| Regional Atmospheric Environment |
N | 地域大気環境 |
偶数年後期に神田先生が英語で行う大学院の講義の名前。大気境界層の気象学と地表面熱収支を扱う。 |
| reference height |
N | 代表高さ |
バルク法などで場の代表とする高さ。 |
| reflection |
N | 反射 |
放射現象で入射した電磁波は一部が反射され、残りが吸収される。 |
| Regional Atmospheric Modeling System (RAMS) |
N | ラムズ |
メソスケール気象を数値解析するプログラム。 |
| residual layer |
N | 残留層 |
夜になって地表面加熱がなくなったあとの混合層のこと。 |
| Reynolds equation |
N | レイノルズ方程式 |
Navier-Stokes方程式の流速に平均と乱れ成分を代入したときに生じる式。 |
| Reynols number |
N | レイノルズ数 |
層流・乱流を区別する指標となる無次元数。Re = uL/ν (u:流速、L:代表長さ、ν:動粘性係数) |
| Richardson number |
N | リチャードソン数 |
大気の安定度を示す無次元数。グラディエント・リチャードソン数とも。Ri = (g/T) (dΘ/dz) (dU/dz)-2 (g:重力加速度、T:温度、Θ:温位、z:高さ、U:水平主流風速)cf. フラックス・リチャードソン数、バルク・リチャードソン数 |
| roof |
N | 屋根、屋根面 |
都市キャノピーの屋根。 |
| roughness length |
N | 粗度、粗度長 |
風速の鉛直分布で対数則から推測される風速ゼロとなる高さのこと。 |
| roughness sublayer |
N | ラフネスサブレイヤー |
接地層の中でキャノピー層より高く、コンスタントフラックス層より低い遷移層。大気の構造参照。 |
| runoff |
N | 流出 |
--- |
| runoff coefficient |
N | 流出係数 |
その集水域に降った雨の流量のうち、流出した流量の割合。 |
|
N | |
--- |
| S |
| scalar |
N | スカラー |
方向性を持たない量。熱や水蒸気など。アクティブスカラーとパッシブスカラーに分けられる。⇔ ベクトル |
| scatter |
V | 散乱させる |
--- |
| Schmidt number |
N | シュミット数 |
動粘性係数と濃度の分子拡散係数の比。Pr = ν / D(ν:動粘性係数、D:濃度の分子拡散係数)cf. プラントル数 |
| scintillometer |
N | シンチロメーター |
レーザーで乱流による屈折率の変動を捉え、あるレーザーパスを横切る風の乱れを測る機械。 |
| see breeze |
N | 海陸風 |
陸は温まりやすく、海は温まりにくいために起こる風。海陸風フロントを生じることがある。 |
| secondary circulation |
N | 二次循環 |
主流に対して直角方向などで起こる循環。 |
| sensible heat |
N | 顕熱 |
気温差に起因する熱であり、温度の変化を伴う。cf. 熱収支、⇔ 潜熱 |
| sewage |
N | 下水 |
--- |
| sewar |
N | 下水道 |
--- |
| shear |
N | せん断、シアー |
詳しくはwind shearの項を参照。 |
| shear function |
N | シアー関数 |
無次元シアー関数を参照。 |
| shortwave radiation |
N | 短波放射 |
太陽起因の放射。⇔ 長波放射 |
| similarity |
N | 相似則、相似性 |
--- |
| Simple Urban canopy Model for Mesoscale simulation (SUMM) |
N | 3次元簡易都市キャノピーモデル |
都市キャノピーの多重散乱を含めた都市キャノピーモデル。普通は「サム」と呼ばれる。 |
| simulation |
N | シミュレーション |
--- |
| sink |
N | 吸い込み |
⇔ source |
| sky view factor |
N | 天空率 |
ある点から見えている全体のうち、空の占めている割合。cf. 形態係数, 魚眼レンズ |
| solar elevation angle |
N | 太陽高度角 |
--- |
| solar intensity |
N | 太陽定数 |
太陽から地球に放射するエネルギー量で、1370W m-2。 |
| sonic anemometer |
N | 超音波風速計 |
10Hz以上の高周波で風速を計る機器。渦相関法に用いる。 |
| SOund Detection And Ranging (SODAR) |
N | ライダー |
音波を用いたレーダー。 |
| source |
N | 発生源、湧き出し |
⇔ sink |
| south |
N | 南面 |
都市キャノピーの南側。 |
| sparse |
A | まばらな、疎な |
植物の群生について使う。⇔ dense |
| specific heat |
N | 比熱 |
ある物質の温度を単位温度差上げるのに必要な単位質量あたりの熱量。定圧、定積の2つがある。 |
| specific humidity |
N | 比湿 |
湿潤空気の密度に対する水蒸気の密度の比。単位はg kg-1やkg kg-1が使われる。 |
| spectrum |
N | スペクトル |
どの周期の振幅が卓越しているかを示したグラフ。風速などの生データにフーリエ変換をほどこし得られる。 |
| stability |
N | 安定度 |
大気の安定度。温位の鉛直勾配から判断する。 |
| stable |
A | 安定な |
温位の鉛直勾配が負のときのこと。負の浮力が働くので大気が上下しないため安定と呼ぶ。 |
| staggered |
N | 千鳥配置 |
障害物の置き方の一つ。風が直線的に通り抜けられないような置き方。 |
| standard deviation |
N | 標準偏差 |
各時刻の観測値から平均値を引き、二乗したものを各時刻で足し算したもの。風速の乱れのばらつきなどを見る。 |
| steady state |
N | 定常状態 |
cf. 準定常状態 |
| Stefan-Boltzman's law |
N | ステファンボルツマンの法則 |
黒体の放射する量はその物体の表面温度の4乗に比例するという法則。I=σT4cf. ステファンボルツマン定数 |
| Stefan-Boltzman constant |
N | ステファンボルツマン定数 |
ステファンボルツマンの法則の定数。σ=5.67 x 10-8 W m-2 K-4 |
| stoma |
N | 気孔 |
植物の葉にある微小な穴。酸素、二酸化炭素、水蒸気の交換を行う。 |
| storage |
N | 貯留 |
地中に残る水量・熱量について使う。1年くらいの長期間で平均すると、変化なしとして無視することができる。cf. 熱収支 |
| stratify |
V | 成層化する |
--- |
| stratification |
N | 成層化、成層 |
温位勾配が負(安定)になると層を成す。温度成層。 |
| stratosphere |
N | 成層圏 |
地表面から高さ11〜50kmくらいの温度成層を持つところ。大気の構造参照。 |
| street canyon |
N | ストリートキャニオン |
建物の間にある通りの部分。渓谷(canyon)を模してそう言う。略してキャニオンとも。 |
| stratopause |
N | 成層圏界面 |
成層圏の上端。高さ50kmくらい。 |
| suburban |
A | 郊外の |
言葉の通り「都市に準ずる」という意味だと思う。観測サイトにしている大田区久が原は海外の人に言わせると"urban area"ではなく"suburban area"らしい。cf. urban |
| surface |
N | 表面 |
地表面だけでなく海水面を含む。 |
| surface layer |
N | 接地層、接地境界層 |
大気境界層の底面に位置し、地表面との水・熱・物質交換に大きな役割を果たす層。大気の構造参照。 |
| sweep |
N | スウィープ |
水平風速と鉛直風速などの相関図(4象限解析)でキャノピー層に入ってくる流れ。⇔ ejection |
| synoptic |
A | 総観場の |
局所的でなく、場全体の、という意味。100kmくらいから10000kmくらいまでのスケールをさす。⇔ 局所的な |
|
N | |
--- |
| T |
| Taylor's hypothesis |
N | テイラーの仮説 |
場全体の流速に比べて流速の乱れ成分が小さいことから、ある乱流渦が観測点を通過する間、渦はその構造を変えないとする仮説。テイラーの凍結仮説とも。 |
| temperature |
N | 温度 |
--- |
| thermal |
A | 熱の |
--- |
| N | サーマル |
| thermal inertia |
N | 熱慣性 |
ある物体に熱を与えてもすぐに温まらない性質。 |
| thermal plume |
N | サーマルプリューム |
プリュームの集合として見たサーマル。 |
| thermocouple |
N | 熱電対 |
温度によって電気抵抗が異なる性質を用いた温度計のセンサー部。 |
| threshold |
N | しきい値 |
--- |
| topography |
N | 地形、地形図 |
--- |
| transmission |
N | 透過 |
放射現象について使う。 |
| transpiration |
N | 蒸散(量) |
植物起因の蒸発。 |
| transport |
V | 輸送する |
--- |
| tracer |
N | 追跡子、トレーサー |
--- |
| tropopause |
N | 対流圏界面 |
対流圏の上端。高さ11kmくらい。 |
| troposphere |
N | 対流圏 |
高さ11kmくらいまでの鉛直方向の大気の流れが大きいところ。大気の構造参照。 |
| turbulence |
N | 乱流、乱れ |
流れの中で風速や温度などの小さな変動のこと。 |
| turbulent |
A | 乱流の、乱れた、乱流拡散の |
風速差や熱対流による効果をさす。cf. molecular |
| turbulent diffusion |
N | 乱流拡散 |
風速差や熱対流によって運動量や熱などが拡散すること。cf. 分子拡散 |
| turbulent diffusivity |
N | 乱流拡散係数 |
乱流によって物質が拡散される現象を扱うときの拡散係数。 |
| turbulent flow |
N | 乱流 |
乱れがある流れ。インクを流すと広く拡散する。レイノルズ数が臨界レイノルズ数を越えているときの流れ。⇔ 層流 |
| turbulent kinetic energy (TKE) |
N | 乱流運動エネルギー |
乱れの運動エネルギー。TKE = (u'2+v'2+w'2)/2 |
| turbulent spectrum |
N | 乱流スペクトル |
乱流について乱れの周期もしくは周波数を横軸にとり、縦軸にスペクトル強度をとったもの。風速データをFourier変換して得られる。乱流渦は概して大きなものが最初に発生し、次第にスケールを小さくしながら、最終的に熱に変換される。したがって、周期の大きな領域から乱流エネルギーの供給領域、慣性小領域、粘性逸散領域に分けられる。 |
|
N | |
--- |
| U |
| unknown parameter |
N | 未知変数 |
数値計算で求めるべき変数。顕熱とか。 |
| unstable |
A | 不安定な |
温位の鉛直勾配が正のときのこと。下の暖かい空気が浮力を持って上昇するため不安定という。 |
| urban |
A | 都市の |
cf. suburban |
| Urban |
N | アーバン |
神田研のファイルサーバの一つ。実質的にAtmosと同一。 |
| urban canopy layer |
N | 都市キャノピー層 |
主に建物で構成されたキャノピー層。cf. 植生キャノピー層 |
|
N | |
--- |
| V |
| vapor |
N | 水蒸気 |
--- |
| vector |
N | ベクトル |
方向を持つ量。風速など。⇔ スカラー |
| vegetation |
N | 植生 |
木とか草とか。 |
| vegetation canopy layer |
N | 植生キャノピー層 |
主に植生で構成されたキャノピー層。cf. 都市キャノピー層 |
| vertical |
N | 鉛直方向の |
⇔ horizontal |
| view factor |
N | 形態係数 |
ある点から見えている全体のうち、注目しているものの占めている割合。cf. 天空率, 魚眼レンズ |
| virtual potential temperature |
N | 仮温位 |
水蒸気を加味した温位。 |
| virtual temperature |
N | 仮温度 |
水蒸気を加味した温度。 |
| viscous |
A | 粘性のある |
--- |
|
N | |
--- |
| W |
| wake |
N | 後流 |
障害物の後ろの流れ。 |
| waste water |
N | 下水 |
--- |
| waste water treatment plant (WWTP) |
N | 下水処理場 |
--- |
| water budget |
N | 水収支 |
--- |
| water table |
N | 地下水面、地下水位 |
--- |
| wavelength |
N | 波長 |
--- |
| west |
N | 西面 |
都市キャノピーの西側。 |
| wetness parameter |
N | 湿り度 |
潜熱フラックスの発生という観点から、土壌がどれだけ湿っているかを示す指標。1.0のとき完全に湿潤、0.0のとき完全に乾燥しているとする。 |
| wind |
N | 風 |
--- |
| wind shear |
N | 風のシアー |
風向と直角方向に風速差があるために起こるせん断。鉛直面で風速差がある鉛直シアーと水平面で風速差がある水平シアーとがある。シアーに伴い、顕熱や水蒸気を輸送する。機械的作用による乱流を発生させる。cf. turbulent |
| wind speed |
N | 風速 |
--- |
| wind tunnel |
N | 風洞 |
--- |
|
N | |
--- |
| X |
| Y |
| Z |