ここでは,研究に役立つような役立たないような,ちょっと便利なことを紹介します. 1.アプリケーション編 2.ネットサービス (1)iKnow alcの英辞郎 on the webをご存知の方は多いと思います.あれは本当に便利ですよね.この英辞郎 on the webに負けず劣らずの英語学習サイトがiKnowです.非常に綺麗なインターフェースに豊富なコンテンツが無料で楽しめてしまいます.一度試してみてください. お薦めは,英語の音声を聞いてキーボードから文章を入力する"Dictation"です.ゲーム感覚でできるので,研究で疲れたときの息抜きにもなります.ちなみに私のスキルレベルは73です(そんなにすごくない). http://www.iknow.co.jp/intro (2)インターネットで時刻の確認 インターネットで時間を確認できるって知っていましたか? 独立行政法人情報通信研究機構(NICT)がウェブで日本の標準時が分かるサービスを提供しています. NICTのホームページに行き, http://www.nict.go.jp/ 右上にある日本標準時というボタンをクリックしてください. (3)KoolWIRE 皆さんは,WordやPPTファイルをどのようにPDFに変換されていますか?Adobe AcrobatやクセロPDF ZEROなどを使用されている方が多いと思いますが,Acrobatさんは非常に高いですし,クセロさんはファイルサイズ優先だと画像が粗くなり,画質優先だとファイルサイズが大きくなってしまいます. KoolWIREはPDFに変換したいWordファイルやPPT,EXCEL,JPEGファイルをメールに添付してpdf@koolwire.comに送るだけで,数分後にPDF化したファイルを送り返してくれるというサービスです.私も試しに使用しましたが,画質もファイルサイズも満足な感じです. 一応信頼できるサービスのようですが,不安のある方や機密ファイルは使用しないほうがいいかもしれません. 詳しくはこちら http://koolwire.com/Default.aspx 3.バックアップ編☆NEW コンピュータというものはちょくちょくおかしくなってしまいます. 壊れた部品を交換するだけで元通りになればいいですが,ハードディスクが壊れてしまったりすると,取り返しがつきません(泣) そんなときのために,普段からバックアップ精神を持つことが大事です(色々な意味で). インターネットで”バックアップ”と検索すれば,優しい人たちが解説してくれていますが,ここでも簡単にバックアップについて触れたいと思います. (1)バックアップ先 バックアップは通常,バックアップしたいデータがあるハードディスクではなく,別の内蔵HDD,外付けHDD,DVD-Rなどに行います.デスクトップパソコンで内蔵HDDが増設できる場合はそちらがお薦めですが,外付けHDDが一般的なバックアップ先のようです.最近では容量が500GBの外付けHDDが1万円前後で購入できるようになっています. (2)バックアップ方法 バックアップは,OS,つまり環境のバックアップとデータのバックアップとに大別することができます.OSとデータが1つのドライブ(例えばCドライブ)に入っていれば,それらをまとめて1つのファイルとしてバックアップすることもできます. 前者の目的では,Acronis True Imageなどの商用ソフトがあります.少しお高いですが,大事なデータを扱っているのであれば,購入するのもありかな,と思います.バックアップの速度も速いようです.ただし,複数のハードディスクにデータが保存されるRAID構成には対応していないので注意が必要です. 後者の目的では,RealSyncやBunBackupなどのフリーソフトがあります.これらのソフトでは,バックアップ元のフォルダとバックアップ先のフォルダを選択することで,フォルダの同期を行うことができます. 例えば,CドライブのMyPicturesというフォルダをバックアップ元とし,FドライブのPicturesというフォルダをバックアップ先に設定すると,MyPicturesで更新されたファイルや新規に作成したファイルをPicturesへコピーし,MyPicturesから削除したファイルをPicturesからも削除します.MyPicturesに入っているサブフォルダについても同様の処理をしてくれます.また,複数のフォルダを設定すれば,いずれの設定についてもボタン1つで同期をしてくれますし,スケジュールを設定すれば,設定した時間に自動的にバックアップを行ってくれます. (3)メールのバックアップ メールのバックアップも大事です. Thunderbirdでは,以下のフォルダをバックアップしておけば大丈夫です. C:\Documents and Settings\ユーザ名\Application Data\Thunderbird OutlookExpressならツール→オプション→メンテナンスでメッセージの保存先フォルダが表示されるので,そのフォルダを丸ごとバックアップしておけば問題なしです. これらのバックアップについても,先ほど紹介したRealSyncなどのソフトと組み合わせて使えば簡単にバックアップを行うことができます. (4)データの損失を回避する とはいえ,いまいちバックアップの必要性を感じないという人もいるかもしれません.そんな人でも,次のような症状が見られたら,できるだけ早いうちにバックアップをしてみてください.また,コンピュータにあまり負荷をかけないというのも大事なことです. (i) OSの起動時にエラーが発生するようになった. (ii) ファイルのコピーでエラーが頻発するようになった. (iii) コンピュータから変な音が聞こえる. 今回はWindowsXPを主な対象としましたが,VistaやMac,Linuxでも基本は大して変わらないはずです. 参考 バックアップ for PC:http://backup.hikaq.com/ 転ばぬ先のバックアップ:http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=MMITda000021122007 4.その他編 (1)Thunderbirdの「〜さんは書きました」 Thunderbirdの新しいバージョン(2.0以降?)では返信時のヘッダが「〜さんは書きました」となり,少し格好悪い感じになってしまいます.これは,メニューバーのツール→オプションの詳細タブから設定エディタのボタンを押し, 設定名「mailnews.reply_header_authorwrote」の値を変更することで,以前のように「〜wrote」と表示するようにできます.具体的には,値を「%s さんは書きました」から「%s wrote」へと変更します. (2)ショートカット Windowsではキーボードを使って沢山の操作を行うことができます。ここでは、私のおすすめのショートカットキーを紹介したいと思います。環境やアプリケーションによっては使用できないものもありますのでご注意ください。(Windows XPで動作確認しました) (i)ウィンドウズ編
(ii)Excel編
この他にもたくさんのショートカットキーがあります. もっと知りたいという方は今回参考にさせていただいた以下のサイトを訪ねてみてください. 「Witch's PC」 http://sweety.jp/honobono/ 「Windowsの小技」 http://sussiweb.com/useful/ ※1 ファイル名を指定して実行というのはなかなか使える機能です. 例えば,Win + Rを押してからcmdと入力すると,コマンドプロンプトが起動します. この他にもcalcと入力して電卓を,mspaintと入力してペイントを起動することができます. もちろん実行ファイルだけではなく,フォルダやドキュメント,URLも開くこともできます. 例えば,http://google.comと入力してみてください. デフォルトのブラウザでgoogleのホームページが表示されたことと思います. さらに履歴機能も備わっているので,次回はgoogleと入力するだけです. ただし,どんな実行ファイルやフォルダでも起動できるというわけではなく,環境変数「PATH」にファイルの場所が設定されていなければいけません.スタートメニューに登録されているプログラムは基本的に設定されていますが,その他のプログラムを設定したい場合は環境変数を編集する必要があります. 編集方法は結構複雑なのですが,やる気のある方は以下のサイトを参考にしてください. 「1or0 パソコン初心者脱出」 http://www.1or0.net/contents/efectively_run_dialog.htm これからもちょくちょく書き足していきたいと思います. 間違いや説明不足などがありましたら,ぜひ指摘してください.とても助かります. また,私だけの情報では寂しいので,「こんなの知ってるよ」というのがあれば教えてください. あて先はこちら, takimoto.h.aaあっとm.titech.ac.jp |