神田研出身の博士達の活躍



巷では、博士まで進学すると就職に苦労するぞ、というような噂が流れていますが、東工大ではそのようなことは決してありません。
これまでの神田研出身者の博士の社会での活躍を紹介しましょう。



森脇亮:東工大助手、愛媛大学准教授を経て、現在「愛媛大学教授」

河合徹:CRESTポスドクを経て、現在「国立環境研究所」

稲垣厚至:「東工大助教」

Mohammad Kholid Ridwan:「ガジャマダ大学講師」

小田僚子:情報通信研究機構ポスドクを経て、現在「千葉工業大学准教授」

Marieta Cristina Ledesma Castillo:主婦 仲吉信人:東工大ポスドクを経て、現在「東京理科大学准教授」

瀧本浩史:「電力中央研究所」

Varquez Alvin Christopher Galang:「東工大特任講師」

Nural Huda Binti Ahmad:「マレー工科大学講師」

八木綾子:「ウエザーニューズ」

Meral Yucel:「東工大ポスドク」

河野なつ美:4月から「国立環境研究所」

小野村史穂:スエーデンで博士取得、気象研究所を経て、4月から「東京理科大学助教」



私が博士に進学した時は、バルブ時代真っ盛りで、周囲から、博士なんて先の見通せない浮き草のような進路をよくも選択したなと、脅されたものでした。
この時、同期で一緒に博士に進んだ良き友人でありライバルでもある孟さん(現在、石原孟)は、東大教授としてビッグになっています。
いつの時代も、「博士に進むと大変なことになるぞ」と言われ続けてきましたが、私の知る限り悪い意味で大変になった人は皆無であり、ほぼ全ての人がアカデミックポスト、国立・民間の研究所などで大活躍しています。
同窓会やOB会などで話をすると、むしろ、本当は博士に進学したかったのに、景気の波に乗って、あるいは高給に目を奪われ、あるいは親に苦労をかけたくないと自分を納得させ、進学をあきらめて就職した人達の中で人生の選択を誤ったと後悔している人が多いようにも思います。


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