2014年度第3回研究会(開催済み)

テーマ:水環境・水資源と科学技術ODA
日時:2014年6月18日(水)17:00-19:30
場所:東京工業大学大岡山キャンパス石川台4号館地下B02-05室

1. 入江光輝 筑波大学北アフリカ研究センター 准教授
題目:北アフリカにおける学際的研究の展開 -水資源・生物資源・文化資源-
概要:北アフリカは、イスラームと欧州の文明の交差域にて人間社会のダイナミズムが研究できるだけでなく、北部の地中海から南部サハラ砂漠まで短距離で気候帯が激変する地理的条件はユニークで多様な生物資源とサハラ沙漠の豊富な太陽エネルギ資源への容易なアクセスという利点を示し、様々な産業化シーズ開発に向けた学際的研究の可能性がある。一方でこうした活動の基盤となる水資源は乾燥地域ゆえに脆弱で、適切な管理を必要としている。本発表では現地の水資源管理の観点からアプローチする学際的研究を中心に紹介する。
資料ダウンロード

2. 石川忠晴 東京工業大学環境理工学創造専攻 教授
題目:コンポスト型トイレによるフィリピン国マニラ首都圏の水環境改善について
-15年前に考えたこと-
概要:メトロマニラを貫流するパッシグ川の水質および汚染原因であるトイレの状況を調査した結果を示し、改善方策の一つであるコンポスト 型トイレのスラム地区への導入方法と問題点について、当時考えたことを話す。また時間があれば、インドネシアのバンドン市スラム地区を対象に行った同種の検討の結果も紹介する。
資料ダウンロード

コメントは受け付けていません。